水環境基礎科学

水環境基礎科学

  • 宗宮 功 京大名誉教授・龍谷大名誉教授 工博
  • 津野 洋 京大名誉教授・大阪産業大特任教授 工博

本書は水質の形成に関与する多くの過程を整理し,水質評価に関する情報を体系化し,環境化学,環境物理学,環境生物学,水域生物学など水質学の基礎的内容をわかりやすく解説した。

ジャンル
発行年月日
1997/04/25
判型
A5
ページ数
182ページ
ISBN
978-4-339-05201-5
水環境基礎科学
在庫僅少
在庫が少ない商品です。品切れとなっている場合がございます。

定価

2,750(本体2,500円+税)

カートに入れる

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • レビュー
  • 著者紹介

本書は水質の形成に関与する多くの過程を整理し,水質評価に関する情報を体系化し,環境化学,環境物理学,環境生物学,水域生物学など水質学の基礎的内容をわかりやすく解説した。

1. 緒論
2. 水の特性
2.1 利用している水資源
2.2 水と体液環境
2.3 水の存在状態と水分子
2.4 熱交換体としての特徴
2.5 溶媒としての特徴
2.6 物質移送媒体としての特性
3. 環境化学の基礎
3.1 はじめに
3.2 熱力学の基礎
3.3 化学平衡
3.4 理想溶液と非理想溶液
3.5 酸・アルカリ
3.6 酸化と還元
  3.6.1 基礎的機構と理論
  3.6.2 酸化還元反応事象
3.7 反応速度
  3.7.1 1次反応
  3.7.2 2次反応
  3.7.3 正逆両反応が生じる場合
  3.7.4 連続反応(遂次1次反応の場合)
  3.7.5 酵素反応
3.8 コロイド
  3.8.1 コロイド一般
  3.8.2 懸濁液
  3.8.3 乳濁液
  3.8.4 クリーム
  3.8.5 電気二重層
3.9 水環境と有機物質
  3.9.1 炭化水素
  3.9.2 炭化水素のハロゲン化合物
  3.9.3 酸素を含む炭素化合物
  3.9.4 窒素を含む炭素化合物
  3.9.5 金属を含む炭素化合物
4. 環境物理の基礎
4.1 はじめに
4.2 希釈
4.3 沈殿・浮上
4.4 ろ過
4.5 拡散・混合
4.6 付着・吸着
4.7 吸収・放散(ガスの吸収)
4.8 流れと反応
4.9 膜分離
  4.9.1 限外ろ過と精密ろ過
  4.9.2 逆浸透膜
5. 環境生物の基礎
5.1 はじめに
5.2 細胞の構造と組成
  5.2.1 細胞の構造
  5.2.2 細胞の組成
  5.2.3 核酸と細胞合成
5.3 微生物の代謝系
  5.3.1 エネルギー獲得様式と炭素源
  5.3.2 物質代謝とエネルギーの獲得の例
5.4 環境生物群
  5.4.1 微生物
  5.4.2 原生動物
  5.4.3 微小後生動物
  5.4.4 プランクトン
  5.4.5 大型水生植物
  5.4.6 底生生物
5.5 微生物の増殖と基質変化
  5.5.1 増殖曲線
  5.5.2 環境条件と増殖特性
  5.5.3 基質の摂取速度
  5.5.4 ケモスタット系
6. 水域生態系の基礎
6.1 はじめに
6.2 生態系の定義と構成要素
  6.2.1 構成要素
  6.2.2 生産のピラミッド
  6.2.3 生態系の安定性
  6.2.4 共生・共存と生態学的地位
  6.2.5 食物網
6.3 生態系とおもな元素の循環
  6.3.1 炭素の循環
  6.3.2 窒素の循環
  6.3.3 硫黄の循環
  6.3.4 リンの循環
  6.3.5 おもな元素の循環の相互関係
6.4 生態系と水質汚濁
  6.4.1 河川での水質変化と自浄作用
  6.4.2 富栄養化
  6.4.3 生物濃縮
6.5 環境容量
  6.5.1 ビオトープとエコトープ
  6.5.2 環境容量と地球環境
引用・参考文献
索引

amazonレビュー

宗宮 功(ソウミヤ イサオ)

津野 洋(ツノ ヒロシ)