軽合金材料

軽合金材料

軽合金材料について,基礎から最新技術までカバーした教科書・専門書。製造プロセス,材料のミクロ組織,材料の諸特性を三本柱に,Al,Ti,Mgなどについて,多くの図表データを基に平易に解説した,企業の技術者にも必読の書。

ジャンル
発行年月日
2011/08/12
判型
A5
ページ数
224ページ
ISBN
978-4-339-04614-4
軽合金材料
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軽合金材料について,基礎から最新技術までカバーした教科書・専門書。製造プロセス,材料のミクロ組織,材料の諸特性を三本柱に,Al,Ti,Mgなどについて,多くの図表データを基に平易に解説した,企業の技術者にも必読の書。

1. 軽金属および軽合金の特徴
1.1 はじめに 
1.2 軽合金の性質 
1.3 時代のニーズに応える軽合金材料 
1.4 リサイクル 
1.5 本書での扱いの特徴 

2. アルミニウムおよびその合金
2.1 アルミニウムとは 
2.2 アルミニウムの用途例および需要 
2.3 アルミニウムの製造 
2.3.1 製錬 
2.3.2 精製 
2.4 アルミニウム合金の分類 
2.4.1 合金元素 
2.4.2 展伸用合金および鋳物用・ダイカスト用合金 
2.5 アルミニウムの調質 
2.6 代表的製造プロセスと関連現象,およびミクロ組織の特徴 
2.6.1 素形材・製品製造プロセス 
2.6.2 展伸材製造プロセス 
2.6.3 鋳物およびダイカスト製造プロセス 
2.6.4 製造工程における基礎現象およびミクロ組織 
2.7 アルミニウム合金の凝固 
2.7.1 凝固現象─液相からの固相の核生成・成長 
2.7.2 凝固組織 
2.7.3 凝固における溶質元素の分布 
2.7.4 組成的過冷却 
2.7.5 デンドライト組織の形成 
2.7.6 改良処理 
2.8 アルミニウム合金の強化法 
2.8.1 合金の性質と混合則 
2.8.2 加工硬化特性 
2.8.3 固溶硬化特性 
2.8.4 結晶粒微細化(ホール・ペッチの関係) 
2.8.5 析出硬化 
2.9 代表的実用合金および諸特性 
2.9.1 展伸用アルミニウム合金 
2.9.2 鋳物用・ダイカスト用アルミニウム合金 
2.10 工業材料としての特性および選定指針 
2.10.1 展伸用合金 
2.10.2 鋳物用・ダイカスト用合金 

3. マグネシウムおよびその合金
3.1 マグネシウムとは 
3.2 マグネシウムの用途例および需要 
3.3 マグネシウムの製造 
3.4 マグネシウム合金の分類 
3.4.1 展伸用合金 
3.4.2 鋳物用・ダイカスト用合金 
3.5 マグネシウムの調質 
3.6 代表的製造プロセスと関連現象,およびミクロ組織の特徴 
3.7 製造工程における基礎現象およびミクロ組織 
3.7.1 Mg-Al,Mg-Al-Zn合金状態図 
3.7.2 回復・再結晶 
3.7.3 熱処理および時効挙動 
3.8 代表的実用合金および諸特性 
3.8.1 展伸用合金 
3.8.2 鋳物用・ダイカスト用合金 
3.9 工業材料としての特性(実用合金) 
3.9.1 高温強度 
3.9.2 疲労強度 
3.9.3 結晶粒径の影響 
3.9.4 減衰能 
3.9.5 溶接性 
3.9.6 耐食性 
3.10 マグネシウムの安全対策 

4. チタンおよびその合金
4.1 チタンとは 
4.2 チタンの用途例および需要 
4.3 チタンの製造 
4.3.1 スポンジチタン(クロール法) 
4.3.2 チタンインゴット 
4.4 チタン合金の分類 
4.4.1 工業用純チタン(CPチタン) 
4.4.2 耐食チタン合金 
4.4.3 チタン合金 
4.5 チタンおよびチタン合金の調質・熱処理の基礎 
4.5.1 焼なまし処理および溶体化処理 
4.5.2 時効処理 
4.6 代表的製造プロセスとミクロ組織の特徴 
4.6.1 展伸材の製造 
4.6.2 精密鋳造の工程 
4.7 代表的実用合金および諸特性 
4.7.1 工業用純チタン(CPチタン) 
4.7.2 a合金 
4.7.3 a+b合金 
4.7.4 b合金 
4.8 工業材料の諸特性 
4.8.1 チタンおよびチタン合金 
4.8.2 超塑性材料 
4.8.3 粉末冶金合金 
4.8.4 チタンの陽極酸化 
4.8.5 耐食性 
4.9 生体用および歯科用チタン合金 

5. 軽合金先進材料
5.1 複合材料 
5.2 粉末冶金合金 
5.3 メカニカルアロイング合金(MA合金) 
5.4 液体急冷合金(液体急冷プロセス) 
5.5 ナノ結晶材料 
5.5.1 ナノ結晶分散アルミニウム合金 
5.5.2 高強度ナノ結晶マグネシウム合金 
5.5.3 ナノクラスタ制御アルミニウム合金 
5.6 強ひずみ加工法 
5.7 ポーラス金属 
5.8 ナノマルチ組織合金 

付録 
引用・参考文献 
索引 

里 達雄(サト タツオ)

「材料」(日本材料学会) 2012年5月号 掲載日:2012/05/21
上記学会誌に書評が掲載されました。

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