機構学

機械系 教科書シリーズ 23

機構学

機構学の目的は,モータなどの動力源で生成した回転運動や直線運動を所望の運動に変化する仕掛を解析したり,作ることである。本書は初学者の数学レベルで理解できるよう例題と演習に重点を置いて平易に解説した。

ジャンル
発行年月日
2008/04/18
判型
A5
ページ数
202ページ
ISBN
978-4-339-04473-7
機構学
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定価

2,860(本体2,600円+税)

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機構学の目的は,モータなどの動力源で生成した回転運動や直線運動を所望の運動に変化する仕掛を解析したり,作ることである。本書は初学者の数学レベルで理解できるよう例題と演習に重点を置いて平易に解説した。

1. 機械の運動
1.1 機械部品の運動と自由度
1.2 瞬間中心
1.3 ベクトルを用いた運動解析(数式解法)
1.4 瞬間中心を用いたリンク運動の図形解法
演習問題

2. リンク機構
2.1 スライダクランク機構
2.2 節の交替
2.3 4節回転リンク機構
2.4 平行リンク機構
2.5 直線運動機構
演習問題

3. カム機構
3.1 カム機構とは
3.2 カム機構の種類
3.3 板カム理論
 3.3.1 ポイントフォロワ
 3.3.2 ローラフォロワ
 3.3.3 平面フォロワ
3.4 カムの圧力角
3.5 カム機構の実施例
 3.5.1 内燃機関の吸排気弁
 3.5.2 ピストン駆動機構
演習問題

4. 巻掛け伝動機構
4.1 巻掛け伝動装置の種類
4.2 ベルトの掛け方
4.3 平ベルト伝動装置
 4.3.1 平ベルトの種類
 4.3.2 速度比
 4.3.3 ベルトの長さ
 4.3.4 ベルトの張力
 4.3.5 ベルトのすべり
 4.3.6 ベルト伝動の効率
4.4 Vベルト伝動装置
 4.4.1 Vベルトの種類
 4.4.2 Vベルトに作用する力
4.5 ロープ伝動
4.6 歯付きベルト伝動
4.7 ローラチェーン伝動
 4.7.1 ローラチェーン伝動の特徴
 4.7.2 ローラチェーンの構造
 4.7.3 スプロケット
 4.7.4 速度比
 4.7.5 チェーンの長さ
 4.7.6 伝達動力
4.8 サイレントチェーン伝動
 4.8.1 サイレントチェーンの特徴
 4.8.2 サイレントチェーンの構造
 4.8.3 速度比
 4.8.4 チェーンの張力
 4.8.5 ベルトの長さ
4.9 巻掛け伝動装置の実施例
演習問題

5. 歯車装置
5.1 歯車装置の基本
 5.1.1 速比
 5.1.2 かみあいピッチ円
 5.1.3 平歯車とはすば歯車
5.2 インボリュート平歯車
 5.2.1 インボリュート曲線
 5.2.2 インボリュート歯形
 5.2.3 インボリュートカム
 5.2.4 インボリュート歯形の切削原理
5.3 ラックとピニオン
 5.3.1 基準ラック
 5.3.2 基準ラックと歯車のかみあい(I)
 5.3.3 基準ラックと歯車のかみあい(II)
 5.3.4 ラックとピニオンの設計(I)―標準歯車のピニオンが隙間なくかみあうとき
 5.3.5 ラックとピニオンの設計(II)―転位歯車のピニオンが隙間なくかみあうとき
 5.3.6 ラックとピニオンの設計(III)―転位歯車のピニオンが隙間を有してかみあうとき
5.4 歯車のかみあいと転位歯車の利用
 5.4.1 圧力角とインボリュート関数
 5.4.2 一対の歯車のかみあい
 5.4.3 かみあい圧力角と中心距離
 5.4.4 中心距離とバックラッシの式
 5.4.5 転位歯車の利用(I)―中心距離を合わせる
 5.4.6 転位歯車の利用(II)―切下げの防止
 5.4.7 転位係数と中心距離増加係数
5.5 かみあい長さとかみあい率
 5.5.1 歯先円と歯底円
 5.5.2 かみあい長さ
 5.5.3 かみあい率
 5.5.4 切下げ曲線の式
5.6 遊星歯車装置
 5.6.1 作表法を用いた遊星歯車装置の解析
 5.6.2 遊星歯車のはめ込み条件
 5.6.3 作表法を用いた差動ねじの運動解析
演習問題

引用・参考文献
演習問題解答
索引

重松 洋一(シゲマツ ヨウイチ)

大高 敏男(オオタカ トシオ)