機械系 熱力学の基礎(上)

機械系 熱力学の基礎(上)

本書は,機械工学系学科の教科書あるいは自習書であり,基礎的必須事項を懇切・丁寧に解説し,例題も多めにした。熱力学の基礎概念,熱力学の第1,第2法則等について記述した。

ジャンル
発行年月日
1996/12/05
判型
A5 上製
ページ数
232ページ
ISBN
978-4-339-04328-0
機械系 熱力学の基礎(上)
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定価

3,300(本体3,000円+税)

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本書は,機械工学系学科の教科書あるいは自習書であり,基礎的必須事項を懇切・丁寧に解説し,例題も多めにした。熱力学の基礎概念,熱力学の第1,第2法則等について記述した。

1. 熱力学の基礎概念
1.1 熱力学の内容と目的
1.2 熱力学の用語
1.3 熱平衡,熱力学の第0法則,温度および温度測定
  1.3.1 平衡
  1.3.2 熱力学の第0法則と温度
  1.3.3 温度測定と温度計
  1.3.4 理想気体温度計
1.4 熱力学におけるいろいろな変化と過程
  1.4.1 変化と過程
  1.4.2 準静的過程と非静的過程
  1.4.3 可逆過程と不可逆過程
1.5 単位と単位系
  1.5.1 国際単位系(SI)
  1.5.2 量とそのSIによる表現
2. 熱力学の第1法則
2.1 閉じた系
  2.1.1 内部エネルギーと熱
  2.1.2 閉じた系の熱力学の第1法則
  2.1.3 閉じた系と周囲の相互作用
  2.1.4 閉じた系の準静的変化に対する第1法則
2.2 開いた系
  2.2.1 力学的エネルギー
  2.2.2 工業仕事
  2.2.3 開いた系の熱力学の第1法則
3. 理想気体
3.1 理想気体の導入と定義
  3.1.1 理想気体の状態方程式
  3.1.2 比熱,理想気体の定義および理想気体の内部エネルギー,ネンタルピーおよび比熱
3.2 一般理想気体の状態変化
  3.2.1 閉じた一般理想気体の系の準静的状態変化
  3.2.2 開いた一般理想気体の系の定常的状態変化
3.3 理想気体の状態変化
  3.3.1 閉じた理想気体の系の準静的状態変化
  3.3.2 開いた理想気体の系の定常的状態変化
3.4 一般理想気体と理想気体の混合物
  3.4.1 一般理想気体の混合物の性質
  3.4.2 理想気体の混合過程
3.5 物質量
  3.5.1 原子量と分子量
  3.5.2 物質量とモル
4. 熱力学の第2法則
4.1 熱機関とCarnot機関
4.2 熱力学の第2法則の二つの表現
4.3 第2法則の役割
4.4 Carnotの定理
4.5 熱力学的温度
4.6 理想気体温度計による温度と熱力学的温度
4.7 可逆と不可逆
  4.7.1 摩擦
  4.7.2 有限温度差の伝熱
  4.7.3 可逆サイクルと不可逆サイクル
4.8 Clausiusの定理
  4.8.4 二つの熱源
  4.8.2 任意の数の熱源と温度が連続的に変化する熱源
4.9 エントロピー
  4.9.1 エントロピーの導入
  4.9.2 エントロピーの特性
4.10 一般理想気体と理想気体のエントロピー
  4.10.1 一般理想気体のエントロピー
  4.10.2 理想気体のエントロピー
  4.10.3 一般理想気体と理想気体のエントロピー変化
5. 物質の普遍的な特性と有効エネルギー
5.1 Gibbsの相律
5.2 熱力学の一般関係式
  5.2.1 性質
  5.2.2 完全微分
  5.2.3 Maxwellの関係
  5.2.4 その他の関係
5.3 相平衡
5.4 有効エネルギー
  5.4.1 熱源の有効エネルギー
  5.4.2 閉じた系の有効エネルギー
  5.4.3 開いた定常系の有効エネルギー
  5.4.4 過程の評価
付表
索引

伊藤 猛宏(イトウ タケヒロ)