流体力学の基礎(2)

機械系 大学講義シリーズ 14

流体力学の基礎(2)

  • 中林 功一 名工大名誉教授・愛知工科大名誉教授 工博
  • 伊藤 基之 名工大名誉教授・愛知工科大名誉教授 工博
  • 鬼頭 修己 名工大名誉教授 工博

(1)巻に続き,大学の機械工学系学科の標準的な教科書として,流体力学における種々の基礎式をその力学的な意味と導出過程にポイントをおいて説明し,適宜例題を配して理解が深まるよう工夫した。

ジャンル
発行年月日
1993/07/20
判型
A5 上製
ページ数
196ページ
ISBN
978-4-339-04048-7
流体力学の基礎(2)
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定価

2,530(本体2,300円+税)

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(1)巻に続き,大学の機械工学系学科の標準的な教科書として,流体力学における種々の基礎式をその力学的な意味と導出過程にポイントをおいて説明し,適宜例題を配して理解が深まるよう工夫した。

11. 渦運動
11.1 渦度,渦線,渦管
11.2 ケルビンの循環保存則
11.3 強制渦
11.4 渦対の運ョ
11.5 渦層
12. 物体まわりの流れと抗力および揚力
12.1 抗力と揚力
12.2 円柱の抗力
12.3 翼に働く揚力とその発生メカニズム
12.4 有限幅翼の誘導抗力
13. 境界層理論
13.1 境界層の概念
13.2 境界層近似と境界層方程式
13.3 境界層の特性とはく離の条件
13.4 平板に沿う層流境界層の厳密解
13.5 圧力勾配がある場合の解法
13.6 境界層の制御
14. 流れの不安定性と乱流の発生
14.1 流れの安定性理論の基礎
14.2 線形安定性理論
14.3 層流から乱流への遷移
14.4 乱流遷移に影響を及ぼす諸因子
15. 乱流理論の基礎
15.1 乱流を表す特性量
15.2 乱流のせん断応力
15.3 レイノルズ方程式
16. 壁乱流
16.1 平板上の乱流境界層
16.2 平板乱流境界層の速度分布
  16.2.1 内層
  16.2.2 外層
16.3 平板の乱流摩擦抗力
16.4 円管内の乱流
  16.4.1 滑らかな管の速度分布と管摩擦係数
  16.4.2 粗い管の速度分布と管摩擦係数
17. 自由乱流
17.1 噴流
  17.1.1 噴流の構造
  17.1.2 2次元噴流の基礎式,運動量,エントレイメント
  17.1.3 噴流幅と最大速度の変化
  17.1.4 噴流の速度分布
17.2 後流
  17.2.1 後流幅と速度欠損の大きさ
  17.2.2 後流の速度分布
18. 圧縮性流れ
18.1 圧縮性とマッハ数
18.2 音速
18.3 基礎式
18.4 断面積変化と速度変化
18.5 貯気槽からの等エントロピー流れ
18.6 先細ノズルとラバール管
  18.6.1 先細ノズルからの噴出
  18.6.2 ラバール管
18.7 圧縮波と膨脹波の伝播
18.8 垂直衝撃波
19. ポテンシャル流理論の応用
19.1 ベクトルポテンシャルとビオ・サバールの法則
19.2 ブラジウスの公式
19.3 翼理論
  19.3.1 平板翼
  19.3.2 円弧翼
19.4 仮想質量
19.5 軸対称ポテンシャル流
  19.5.1 3次元速度ポテンシャル,ストークスの流れ関数
  19.5.2 一様流
  19.5.3 吹き出し,吸い込み,2重吹き出し
  19.5.4 一様流中の球のまわりの流れ
20. 数値流体力学
20.1 差分法
20.2 基礎方程式
20.3 ポアソン方程式
20.4 時間発展対流拡散方程式
20.5 MAC法
付録A. ポアソン方程式の解
B. 留数の定理
参考文献
索引

中林 功一(ナカバヤシ コウイチ)

伊藤 基之(イトウ モトユキ)

鬼頭 修己(キトウ オサミ)