プロセス制御
プロセスオートメーションの基礎をなすプロセス制御の解説書。基本的技術からヒューマンインタフェース,エンジニアリング,生産管理,応用事例など,広い範囲をカバーした。各分野の専門家や実務者が多彩な見方で記述している。
- 発行年月日
- 2003/01/23
- 判型
- A5
- ページ数
- 232ページ
- ISBN
- 978-4-339-03361-8
- 内容紹介
- 目次
プロセスオートメーションの基礎をなすプロセス制御の解説書。基本的技術からヒューマンインタフェース,エンジニアリング,生産管理,応用事例など,広い範囲をカバーした。各分野の専門家や実務者が多彩な見方で記述している。
1.概論-プロセス制御小史-
1.1 はじめに
1.2 プロセス制御小史
1.3 プロセス制御の将来
2.計測-プロセス計測機器の動作原理-
2.1 はじめに
2.2 温度の計測
2.3 圧力の計測
2.4 液位の計測
2.5 流量の計測
2.6 露点および湿度の計測
2.7 熱量の計測
2.8 成分および濃度の計測
2.9 まとめ
3.操作-プロセス操作機器-
3.1 はじめに
3.2 自動調節弁の構造と種類
3.3 自動調節弁の作動について
3.4 自動調節弁に要求される性能
3.4.1 調節弁の3要素
3.4.2 有効流量特性
3.5 自動調節弁の選定
3.5.1 選定のための条件の確認
3.5.2 調節弁のサイジング
3.5.3 騒音への配慮
3.6 バルブポジショナ
3.7 自動調節弁の高機能化と今後の展開
4.制御-PID制御からAPCまで-
4.1 はじめに
4.2 プロセス生産制御システムの位置づけ
4.2.1 プロセス制御システムの変遷
4.2.2 プロセス制御システムの構成
4.2.3 フィールドコントロールステーションの制御機能構成
4.3 制御方式の構成
4.4 PID制御
4.5 セルフチューニングコントロール
4.6 ファジィ制御
4.7 内部モデル制御
4.7.1 IMCの構造
4.7.2 IMCの設計
4.7.3 IMCの実装
4.7.4 シミュレーション
4.8 多変数モデル予測制御
4.8.1 構成要素
4.8.2 CDUプラント制御のシミュレーション
4.9 まとめ
5.運転-プロセス運転とヒューマンインタフェース-
5.1 はじめに
5.2 プロセスとプロセス運転
5.3 プロセス制御におけるヒューマンインタフェースの発展
5.3.1 アナログ操作パネル(大形計器→小形計器,空気式→電子式)
5.3.2 分散形制御システム
5.4 次世代システムとヒューマンインタフェース
5.4.1 制御システムの進化とヒューマンインタフェースへの要求の変化
5.4.2 統合化システムにおけるヒューマンインタフェース
5.4.3 将来の人とシステムのかかわり合い
5.5 新しいヒューマンインタフェースのコンセプト
5.5.1 ワークグループマネージメント-オペレータの新しい役割-
5.5.2 ワークスペース管理
5.5.3 操作の主導性
5.5.4 システムへの入力・出力
5.5.5 操作のメタファ
5.5.6 ツールの切換,業務の切換
5.6 ヒューマンインタフェースコンセプト例
5.6.1 明確なプロセスの可視性を維持するインタフェース設計
5.6.2 ナビゲーションと運転支援
5.6.3 プラント全体像の常時監視
5.6.4 定常時操作の高度化(生産管理など高度な管理指標による運転)
5.7 まとめ
6.エンジニアリング-プロセス制御システムの構築-
6.1 はじめに
6.2 プラントエンジニアリングと計装エンジニアリング
6.2.1 プラントエンジニアリング
6.2.2 制御システムのエンジニアリング
6.3 エンジニアリングの環境とツールについて
6.4 エンジニアリング入門
6.5 エンジニアリングの今後の展開
7.応用-プロセス制御の実際-
7.1 はじめに
7.2 石油精製プロセスにおける応用
7.2.1 石油精製プロセス概要
7.2.2 石油精製プロセスにおける制御の目的
7.2.3 石油精製プロセスの制御例
7.3 鉄鋼プロセス制御
7.3.1 鉄鋼プロセスの概要
7.3.2 熱延板厚制御
7.3.3 冷延形状制御
7.3.4 棒鋼の寸法制御
7.3.5 熱延過熱炉制御
7.3.6 連続鋳造レベル制御
8.生産管理-プロセス制御と生産管理-
8.1 はじめに
8.2 運転の最適化
8.2.1 ユニットプロセスの最適化制御
8.2.2 プラント全体の最適化制御
8.2.3 エネルギー供給の最適化制御
8.3 計画の最適化
8.3.1 設備稼働計画
8.3.2 原材料手配のための計画
8.3.3 日々の生産スケジュール
8.4 制御と管理のシステム化
参考文献
索引