制御工学の歴史

制御工学の歴史

自動制御の歴史に関する定番ともいえる本の翻訳である。ガバナの発明に重点を置き,1930年くらいまでの制御工学の歴史の理論と実際について,そのおもな発展が述べられている。

ジャンル
発行年月日
1998/08/31
判型
A5
ページ数
236ページ
ISBN
978-4-339-03170-6
制御工学の歴史
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定価

3,520(本体3,200円+税)

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自動制御の歴史に関する定番ともいえる本の翻訳である。ガバナの発明に重点を置き,1930年くらいまでの制御工学の歴史の理論と実際について,そのおもな発展が述べられている。

1.フィードバック:そのコンセプトの起源
引用・参考文献

2.原動機の調速
 2.1 はじめに
 2.2 積分動作付ガバナ
  2.2.1 ポンプ調節器
  2.2.2 速度参照ガバナ
  2.2.3 Siemensのクロノメトリガバナ
 2.3 完全への夢
  2.3.1 等速ガバナ
  2.3.2 ダイナモメトリック・付加測定型ガバナ
 2.4 実用的なエンジンガバナの開発
  2.4.1 Porterガバナあるいは負荷ガバナ
  2.4.2 ばね式負荷式ガバナ
  2.4.3 シャフトガバナ
  2.4.4 リレー式ガバナ
  2.4.5 蒸気タービンの調速
 2.5 結論
 引用・参考文献

3.運動の安定性の理解に向けて
 3.1 諸言
 3.2 動力学の発見
  3.2.1 平衡状態解析
  3.2.2 G.B.Airyと動的安定性の考察
  3.2.3 ガバナへのJ.C.Maxwellの貢献
  3.2.4 大陸での発展
 3.3 安定性とガバナの設計
  3.3.1 E.J.Routh
  3.3.2 Routhのガバナ設計への影響
  3.3.3 ガバナの設計手法
  3.3.4 スイス連邦工科大
 3.4 結論
 引用・参考文献

4.サーボ機構の発達
 4.1 はじめに
 4.2 エンジンの操作と位置サーボ機構
  4.2.1 操舵用蒸気機関
  4.2.2 水圧型操舵エンジンと砲塔
  4.2.3 魚雷
 4.3 舟の安定化と操舵
  4.3.1 安定化装置
  4.3.2 自動操舵
 4.4 航空機の安定性と制御
  4.4.1 航空機の自動パイロット
 4.5 自動操縦の理論
 4.6 結論
 引用・参考文献

5.新しい技術:電気
 5.1 はじめに
 5.2 アーク燈
 5.3 電流と電圧の制御
 5.4 電気の給電と電力系の安定性
 5.5 電気式モータ
 5.6 結論
 引用・参考文献

6.縮小する世界
 6.1 電報と電話
 6.2 無線通信と正帰還
 6.3 電話と負帰還増幅器
 6.4 演算子法の発展とその電気回路への応用
 引用・参考文献

付録
制御の歴史の書籍と論文の短い参考文献
索引

S. ベネット(エス ベネット)

古田 勝久(フルタ カツヒサ)

山北 昌毅(ヤマキタ マサキ)