データベースの実装とシステム運用管理

データベースの実装とシステム運用管理

本書は,データベースの上級技術者となるために必要な,データベースの実装・テストおよび運用管理について述べている。また,情報処理技術者試験を意識した内容をカバーして執筆・編集している。

ジャンル
発行年月日
2010/10/08
判型
B5
ページ数
156ページ
ISBN
978-4-339-02450-0
データベースの実装とシステム運用管理
在庫あり

定価

2,640(本体2,400円+税)

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本書は,データベースの上級技術者となるために必要な,データベースの実装・テストおよび運用管理について述べている。また,情報処理技術者試験を意識した内容をカバーして執筆・編集している。

1章 データベースシステム概要
1.1 データベースと情報システム 
 1.1.1 データの収集・蓄積・抽出 
 1.1.2 データの構造化 
 1.1.3 リレーショナル代数 
 1.1.4 ファイルシステム 
 1.1.5 ファイルアクセス方式 
 1.1.6 ファイル編成 
 1.1.7 記憶効率とアクセス効率(検索効率) 
1.2 リレーショナルデータベース(RDB)利用の概要 
 1.2.1 RDBシステムの基本構造 
 1.2.2 RDBシステム構築の関係者とその役割 

2章 リレーショナルデータベース管理システムの基本機能
2.1 データベースの定義と操作 
 2.1.1 データベース定義機能 
 2.1.2 データ操作機能 
2.2 トランザクションと同時実行制御 
 2.2.1 マルチタスク 
 2.2.2 トランザクションサポート機能 
 2.2.3 トランザクションの考え方 
 2.2.4 同時実行制御機能 
2.3 データベースの回復機能 
 2.3.1 ロールバック 
 2.3.2 ロールフォワード 
 2.3.3 チェックポインティング 
2.4 セキュリティとインテグリティ 
 2.4.1 セキュリティ機能 
 2.4.2 インテグリティ機能 
2.5 DBMSのその他の機能 
 2.5.1 データベース管理機能 
 2.5.2 ユーティリティ機能 
 2.5.3 アプリケーション開発支援機能 
2.6 演習問題 

3章 データベースの実装・テスト
3.1 DBMSの選定と導入 
 3.1.1 オープンソースソフトウェアとフリーソフト 
 3.1.2 DBMSの選定 
 3.1.3 DBMSの導入 
 3.1.4 Webアプリケーション開発および関連ツール 
3.2 物理データベースの設計 
 3.2.1 概念データモデル 
 3.2.2 論理データモデル 
 3.2.3 物理データモデル 
 3.2.4 スキーマモデル 
 3.2.5 物理データベース 
3.3 データベースの実装 
 3.3.1 SQL概要 
 3.3.2 データベースの管理 
 3.3.3 ユーザの管理 
 3.3.4 テーブルの管理 
 3.3.5 クエリの発行 
3.4 テストと移行 
 3.4.1 データベースのテスト 
 3.4.2 モニタリング 
 3.4.3 データベースの移行 
3.5 演習問題 

4章 データベースシステムの運用管理
4.1 データベースシステムの運用計画 
 4.1.1 情報戦略と運用計画 
 4.1.2 管理部門と人員の配置 
 4.1.3 管理作業項目 
4.2 データベースシステムの運用と保守 
 4.2.1 システムの監視 
 4.2.2 ハードウェアの保守と増設 
 4.2.3 性能確保 
4.3 データベースシステムの管理 
 4.3.1 バックアップとリカバリ 
 4.3.2 バックアップ方法 
 4.3.3 バックアップメディア 
 4.3.4 インテグリティとセキュリティ 
 4.3.5 データベース監査への対応 
4.4 性能チューニング 
 4.4.1 テーブル設計の見直し 
 4.4.2 インデックスの利用と見直し 
 4.4.3 ハードウェアアクセスの見直し 
4.5 ユーザサポート 
4.6 演習問題 

5章 データベースシステム開発における応用技術
5.1 クライアント/サーバシステムとDBMS 
 5.1.1 コンピュータシステム構成の変遷 
 5.1.2 クライアント/サーバシステム(C/Sシステム) 
5.2 分散データベース 
 5.2.1 集中型と分散型のシステム構成 
 5.2.2 分散データベースにおける透過性 
 5.2.3 分散トランザクション制御 
 5.2.4 レプリケーション 
 5.2.5 クラウドコンピューティング 
5.3 高可用性システム 
 5.3.1 ハイ・アベイラビリティ 
 5.3.2 HAクラスタ 
5.4 データベースセキュリティ 
5.5 演習問題 

6章 データベース関連技術
6.1 意思決定支援 
 6.1.1 データウェアハウス 
 6.1.2 データマイニング 
6.2 オブジェクト指向とデータベース 
 6.2.1 オブジェクト指向とは 
 6.2.2 オブジェクト指向プログラミング 
 6.2.3 オブジェクト指向技術の活用 
 6.2.4 オブジェクト指向システム開発とデータベース 
6.3 インターネットとDBMS 
 6.3.1 Webによるアプリケーションサービス 
 6.3.2 サーバサイドスクリプティング 
 6.3.3 Webアプリケーションにおけるデータベースアクセス 
 6.3.4 データベース利用Webアプリケーションの問題 
6.4 演習問題 

参考文献 
演習問題解答 
あとがき 
索引 

コラム
変数名 
C言語における集合と構造体 
箱と枠組みと鶏卵 
undoとredo 
軽量言語 

速水 治夫

速水 治夫(ハヤミ ハルオ)

 大学院修士課程を修了後,電電公社(その後NTT)の研究所に26年間勤めました.この間,電電公社がサービスを開始したデータ通信に使用するコンピュータや,そこで必要となるデータベース処理の高速化を狙ったデータベース処理専用プロセッサの実用化研究に従事しました.中でも,全国銀行協会の全国銀行データ通信システムなどのナショナルプロジェクトに参加できたのは良い思い出です.その後,データベースを応用したグループウェア,ワークフローシステムの研究に従事しました.この間,一貫して注力したことはユーザの要求・要望をしっかり汲み取ってシステムに反映することでした.
 その傍らデータベース処理の高速化に関する博士論文を纏めて工学博士となり大学教授への準備もできました.
 そして50歳で大学教授に転職しました.大学では前職の経験を活かして,論理回路,データベース,グループウェアなどの講義を担当しました.これらに活用するため,12冊の教科書・解説書を複数の出版社から上梓することもできました.
 データベース,グループウェア,Webシステムなどに関する卒業研究・修士研究・博士研究の指導を行いました.その研究スタイルは,学生自身が実世界(普段の生活)で不便に感じていること,あったら良いなと感じることを問題点として整理し,その問題解決に情報処理技術を駆使したシステムを構築し,実際に動作させて問題点を解決できたかを評価するという「問題発見・解決型の研究」でした.研究ゼミで学生が発見した問題点を発表するとき,当初は適切に言語化できない場合が多々ありました.著者は企業時代にユーザの適切に言語化されていない要望をくみ取った経験を活かして,学生自身が自分の発見した問題点を適切に言語化できるように指導しました.これによって,システム開発の狙いが明確となっていきました.中には情報処理学会の有力な研究会で発表し表彰を受けるほどの成果に結びついた研究も幾つかありました.
 また,前職の後半より続けた研究活動により情報処理学会フェローに選定頂いております.

納富 一宏(ノウトミ カズヒロ)

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