
電子情報通信レクチャーシリーズ A-2
電子情報通信技術史 - おもに日本を中心としたマイルストーン -
日本の技術開発の歴史は,欧米に比べて浅いが,現時点で歴史に残すべきものが多々ある。本書では,電子情報通信技術分野において,おもに日本発のマイルストーンともいうべきトピックスを選択し,斯界の第一人者がわかりやすく解説した。
- 発行年月日
- 2006/03/20
- 判型
- B5
- ページ数
- 276ページ
- ISBN
- 978-4-339-01802-8
- 内容紹介
- 目次
日本の技術開発の歴史は,欧米に比べて浅いが,現時点で歴史に残すべきものが多々ある。本書では,電子情報通信技術分野において,おもに日本発のマイルストーンともいうべきトピックスを選択し,斯界の第一人者がわかりやすく解説した。
1. 電気・電子・情報通信技術の誕生
1.1 はじめに
1.2 1900年頃までの電気・電子・情報通信技術の歴史展開
1.3 おわりに
2. 電気回路と信号処理 -波形を理解し活用する-
2.1 フェーザを用いる電気回路解析から回路合成論の確立へ
2.2 ディジタルシグナルプロセッサの歴史
3. 通信 -時間と距離を越えて-
3.1 アナログ通信からディジタル通信へ
3.2 クロスバ交換機の開発
3.3 マイクロ波ディジタル通信の開発
3.4 G3ファクシミリとその符号化の標準化
3.5 同期ディジタルハイアラーキ(SDH)の標準化
3.6 MPEG方式の標準化 -情報圧縮技術の必要性-
3.7 インターネットの技術と歴史
4. 光技術 -より大量の情報を扱うために-
4.1 光ファイバ通信の発展
4.2 光ファイバ製造技術の研究開発,そして光回路へ
4.3 半導体レーザ -面発光レーザによる変革-
4.4 光ファイバの測定技術 -OTDRによる障害点探索技術-
4.5 光磁気ディスクの開発
5. 放送とテレビジョン -リアルな臨場感を求めて-
5.1 アナログ放送からデジタル放送へ
5.2 東京オリンピック衛星中継から衛星放送の実用化・安定化への道
5.3 ハイビジョン
5.4 地上デジタル放送システム
5.5 高感度撮像デバイス
5.6 液晶ディスプレイ
5.7 プラズマディスプレイ
5.8 家庭用VTR「VHS」
6. 情報技術 -コンピュータは世界を変える-
6.1 コンピュータの誕生と発展
6.2 符号技術
6.3 暗号技術
6.4 TRON OS
6.5 JRの座席予約システム
6.6 ゲームマシン
6.7 ベクトル形スーパーコンピュータ
7. エレクトロニクス -電子の運動を理解し活用する-
7.1 真空デバイスから固体・半導体デバイスへ
7.2 トランジスタの誕生
7.3 HEMTの開発
7.4 フラッシュメモリ
7.5 弾性表面波デバイス
付録 日本を中心とした電子情報通信技術史年表