通信工学

電気・電子系 教科書シリーズ 23

通信工学

アナログ信号を主として取り扱うが,ディジタル信号についても基本的な符号化を扱う。信号解析については,フーリエ解析を丁寧に説明し予備知識を必要としないように工夫し,その後,各種変調方式,周波数分割多重通信方式を述べた。

ジャンル
発行年月日
2010/12/20
判型
A5
ページ数
198ページ
ISBN
978-4-339-01203-3
通信工学
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定価

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アナログ信号を主として取り扱うが,ディジタル信号についても基本的な符号化を扱う。信号解析については,フーリエ解析を丁寧に説明し予備知識を必要としないように工夫し,その後,各種変調方式,周波数分割多重通信方式を述べた。

1. 通信工学入門
1.1 さまざまな場面における通信
1.2 通信と放送
 1.2.1 放送と通信の分類
 1.2.2 通信の評価
 1.2.3 ベースバンドとブロードバンド
 1.2.4 放送
1.3 ディジタル通信とアナログ通信
1.4 無線通信と有線通信
1.5 伝送量の単位
演習問題

2. 情報の符号化
2.1 文字情報の符号化
2.2 音声情報のディジタル化・符号化
 2.2.1 アナログ情報の符号化と標本化定理
 2.2.2 量子化ステップ数と量子化雑音の関係
 2.2.3 音声データの符号化
2.3 画像の符号化モデル
 2.3.1 画像データのディジタル化
 2.3.2 2値画像の符号化
 2.3.3 濃淡画像・動画像の符号化
 2.3.4 バーコード
2.4 情報源符号化の概要
2.5 通信路符号化の概要
演習問題

3. 信号解析
3.1 フーリエ級数
 3.1.1 ベクトルの内積
 3.1.2 周期関数の内積
 3.1.3 三角関数によるフーリエ級数展開
3.2 パーシバルの定理
3.3 複素フーリエ級数
 3.3.1 複素指数関数の直交性
 3.3.2 複素指数関数によるフーリエ級数展開
 3.3.3 複素フーリエ級数についてのパーシバルの定理
3.4 フーリエ変換
 3.4.1 フーリエ変換
 3.4.2 フーリエ逆変換
3.5 インパルス関数
 3.5.1 インパルス関数のフーリエ変換
 3.5.2 インパルス関数のフーリエ逆変換
3.6 フーリエ変換の性質
 3.6.1 線形性
 3.6.2 共役対称性
 3.6.3 時間のシフト
 3.6.4 周波数のシフト
 3.6.5 周期関数のフーリエ変換
 3.6.6 微分と積分
3.7 畳込み積分
 3.7.1 伝達関数
 3.7.2 畳込み積分
 3.7.3 畳込み積分のフーリエ変換
 3.7.4 エネルギースペクトル密度と電力スペクトル密度
3.8 フィルタ
 3.8.1 低域通過フィルタと高域通過フィルタ
 3.8.2 帯域通過フィルタと帯域阻止フィルタ
演習問題

4. 通信路
4.1 有線
 4.1.1 ペアケーブル
 4.1.2 同軸ケーブル
 4.1.3 光ファイバケーブル
 4.1.4 導波管
 4.1.5 その他の通信用ケーブル
4.2 無線
 4.2.1 電波の利用例
 4.2.2 アンテナ
 4.2.3 衛星通信
 4.2.4 赤外線
4.3 整合回路
4.4 通信路のモデルと通信路容量
演習問題

5. アナログ変調方式
5.1 変調方式と雑音について
 5.1.1 変調方式の分類
 5.1.2 白色雑音の性質
5.2 振幅変調
 5.2.1 振幅変調方式の概要
 5.2.2 両側波帯変調
 5.2.3 振幅変調方式の通信品質の評価
5.3 周波数変調
 5.3.1 角度変調方式
 5.3.2 狭帯域周波数変調
 5.3.3 広帯域周波数変調
 5.3.4 周波数変調信号の生成と検波
 5.3.5 周波数変調方式の通信品質の評価
 5.3.6 周波数変調方式における信号対雑音比の改善方法
5.4 位相変調
 5.4.1 周波数変調と位相変調の関連
 5.4.2 位相変調と周波数変調の関係
5.5 パルス変調
 5.5.1 パルス変調
 5.5.2 パルス振幅変調
 5.5.3 パルス符号変調
演習問題

6. ディジタル変調方式
6.1 雑音の解析
6.2 オンオフキーイング
6.3 周波数シフトキーイング
 6.3.1 2値周波数シフトキーイング
 6.3.2 2値周波数シフトキーイングの通信品質
 6.3.3 最小シフトキーイング
6.4 位相シフトキーイング
 6.4.1 2値位相シフトキーイング
 6.4.2 差動位相シフトキーイング
6.5 多値変調
 6.5.1 多値振幅変調
 6.5.2 多値位相変調
 6.5.3 直交振幅変調
 6.5.4 マッピング
 6.5.5 各種変調方式の評価
演習問題

7. 多元接続方式
7.1 周波数分割多元接続
 7.1.1 周波数分割多元接続の概要
 7.1.2 波長分割多重方式
 7.1.3 セルラー方式
7.2 時分割多元接続
 7.2.1 時分割多元接続の概要
 7.2.2 チャネルの固定割り当てとランダム割り当て
7.3 符号分割多元接続
 7.3.1 スペクトル拡散
 7.3.2 拡散符号
 7.3.3 符号分割多元接続方式とその特徴
7.4 直交周波数分割多重
演習問題

付録
 1. 基本公式
 2. 標本化定理の証明

引用・参考文献
演習問題解答
索引

竹下 鉄夫(タケシタ テツオ)

吉川 英機

吉川 英機(ヨシカワ ヒデキ)

東北学院大学 工学部 情報基盤工学科 教授。
誤り訂正符号の性能評価、ブロック暗号の安全性評価に関する研究を行っています。

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