フィルタの解析と設計

フィルタの解析と設計

伝送回路のなかでもフィルタは最も重要なものである。本書はおおよそ1GHz以下の周波数領域におけるアナログフィルタとディジタルフィルタの入門書で,フィルタの解析と設計のための数式や具体例を豊富に示している。

ジャンル
発行年月日
1997/03/25
判型
A5
ページ数
156ページ
ISBN
978-4-339-00673-5
フィルタの解析と設計
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定価

2,200(本体2,000円+税)

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伝送回路のなかでもフィルタは最も重要なものである。本書はおおよそ1GHz以下の周波数領域におけるアナログフィルタとディジタルフィルタの入門書で,フィルタの解析と設計のための数式や具体例を豊富に示している。

1 伝送回路の基礎
1.1 伝送回路の概要
  1.1.1 複素周波数領域における伝達関数
  1.1.2 波形応答
  1.1.3 フィルタ
  1.1.4 等化器
  1.1.5 全域通過回路
1.2 伝送回路解析の基礎
  1.2.1 閉路方程式とその解
  1.2.2 節点方程式とその解
  1.2.3 はしご形回路と連分数展開
  1.2.4 二端子対回路とそのパラメータ
  1.2.5 二端子対回路の反射係数,入力インピーダンスおよび伝達関数
演習問題
2 代表的なフィルタ特性
2.1 バタワース特性
  2.1.1 バタワース形低域原形フィルタの振幅特性
  2.1.2 バタワース形低域原形フィルタの伝達関数と極の配置
  2.1.3 バタワース形低域原形フィルタの遅延特性
2.2 チェビシェフ特性
  2.2.1 チェビシェフ多項式
  2.2.2 チェビシェフ形低域原形フィルタの振幅特性
  2.2.3 チェビシェフ形低域原形フィルタ(基本形)の伝達関数と極の配置
  2.2.4 チェビシェフ形低域原形フィルタ(3dB正規化)の伝達関数と極の配置
2.3 ベッセル特性
  2.3.1 ベッセル形低域原形フィルタ(基本形)の伝達関数
  2.3.2 ベッセル形低域原形フィルタ(3dB正規化)の伝達関数と極の配置
  2.3.3 ベッセル形低域原形フィルタ(3dB正規化)の振幅・遅延特性
2.4 伝達関数の周波数変換
  2.4.1 低域フィルタ
  2.4.2 高域フィルタ
  2.4.3 帯域フィルタ
  2.4.4 帯域阻止フィルタ
  2.4.5 狭帯域フィルタにおける近似
2.5 波形応答特性
  2.5.1 低域フィルタのインパルス応答
  2.5.2 低域フィルタのステップ応答
  2.5.3 帯域フィルタの波形応答
演習問題
3 集中定数フィルタ
3.1 はしご形低域フィルタとその合成
3.2 はしご形低域フィルタの要素値
3.3 周波数およびインピーダンス変換
3.4 設計例
演習問題
4 能動フィルタ
4.1 演算増幅器
4.2 演算増幅器を用いて構成した簡単な回路とその特性
4.3 2次の伝達特性をもつ回路
4.4 スケーリング
4.5 複素共役極の■とQ
4.6 バタワース形低域フィルタの設計
4.7 ベッセル形低域フィルタの設計
4.8 バイカッド回路
  4.8.1 3オペアンプ形バイカッド回路
  4.8.2 4オペアンプ形バイカッド回路
4.9 RC-CR変換
  4.9.1 RC-CR変換の原理
  4.9.2 1次回路の変換
  4.9.3 2次回路の変換
  4.9.4 高域フィルタの設計
4.10 全域通過回路
  4.10.1 1次の全域通過回路
  4.10.1 2次の全域通過回路
演習問題
5 ディジタルフィルタの基礎
5.1 ディジタルフィルタの基本原理および構成要素
5.2 離散時間領域における記述,インパルス応答
5.3 z変換による記述,伝達関数,周波数特性
演習問題
6 アナログフィルタからディジタルフィルタへの変換
6.1 基本的な伝達関数とそれを実現するための回路
6.2 インパルス不変変換
  6.2.1 基本原理
  6.2.2 極のマッピングと回路の実現
  6.2.3 設計例
  6.2.4 適用条件と特性偏差
6.3 双1次変換
  6.3.1 基本原理
  6.3.2 予補償
  6.3.3 極のマッピングと回路の実現
  6.3.4 設計例
  6.3.5 適用条件
演習問題
付録
参考文献
演習問題解答
索引

宮内 一洋(ミヤウチ カズヒロ)