基礎電子回路

大学講義シリーズ

基礎電子回路

著者らの長年の講義経験に基づき,電磁気および電気回路の初歩的知識で,十分理解できるよう工夫した電子回路の入門書。

ジャンル
発行年月日
1985/05/30
判型
A5 上製
ページ数
260ページ
ISBN
978-4-339-00129-7
基礎電子回路
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定価

2,970(本体2,700円+税)

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著者らの長年の講義経験に基づき,電磁気および電気回路の初歩的知識で,十分理解できるよう工夫した電子回路の入門書。

1. 半導体とダイオード
1.1 共有結合と半導体
1.2 不純物半導体
1.3 pn接合とダイオード
1.4 ダイオード特性と等価回路
  1.4.1 ツェナー電圧
  1.4.2 折れ線近似と等価回路
  1.4.3 等価順方向抵抗
演習問題
2. トランジスタの基本特性
2.1 npn接合およびpnp接合
  2.1.1 パラメータαとベース・コレクタ接合抵抗
  2.1.2 エミッタ・ベース接合抵抗
  2.1.3 電圧-電流特性
2.2 パラメータβと回路電流
2.3 エミッタ接地増幅回路と図式解析法
2.4 バイアス安定化
演習問題
3. hパラメータとトランジスタ増幅器
3.1 hパラメータ(ハイブリッドパラメータ)
3.2 エミッタ接地増幅器
  3.2.1 hパラメータの決定
  3.2.3 入出力特性
3.3 ベース接地増幅器
3.4 コレクタ接地増幅器
3.5 内部帰還増幅器
演習問題
4. 電界効果トランジスタ
4.1 接合形FET
4.2 MOS FET
4.3 FET増幅器の構成
  4.3.1 J-FETにおけるバイアス条件
  4.3.2 MOS FETにおけるバイアス条件
4.4 小信号動作における等価回路
4.5 ソースホロワとソース抵抗
4.6 真空管増幅器
演習問題
5. 差動増幅器
5.1 差動増幅器の構成と小信号動作
5.2 弁別比
5.3 FETによる差動増幅器
5.4 ダーリントン接続
演習問題
6. 増幅器の周波数特性
6.1 周波数特性の一般
6.2 容量結合増幅器の低域周波数特性
  6.2.1 バイパスコンデンサの影響
  6.2.2 ブロッキングコンデンサの影響
6.3 トランジスタ増幅器の高周波特性
  6.3.1 トランジスタ増幅器の高周波特性とミラー効果
  6.3.2 FET増幅器の高周波特性とミラー効果
  6.3.3 多段接続
演習問題
7. 同調増幅器
7.1 同調増幅器の理想特性
7.2 単一同調増幅器
7.3 インピーダンス整合
7.4 複同調増幅器
7.5 その他の関連した回路
  7.5.1 スタガ同調増幅器
  7.5.2 中和回路
  7.5.3 ピーキング
演習問題
8. 増幅器における電力
8.1 電力増幅器の分類
8.2 A級電力増幅器
  8.2.1 抵抗負荷の場合
  8.2.2 チョーク結合の場合
  8.2.3 トランス結合の場合
8.3 B級プッシュプル電力増幅器
8.4 C級電力増幅器
8.5 温度上昇とディレーティング曲線
演習問題
9. 増幅器における雑音
9.1 雑音とその性質
9.2 抵抗体から発生する雑音
9.3 トランジスタの雑音
9.4 雑音指数
演習問題
10. 演算増幅器
10.1 演算増幅器の基本的回路構成
10.2 帰還増幅器の演算誤差と入出力抵抗
10.3 ループ利得
10.4 演算増幅器の安定性
10.5 利得帯域幅積
10.6 線形演算
  10.6.1 反転増幅器
  10.6.2 非反転増幅器
  10.6.3 加算増幅回路
  10.6.4 差動増幅回路
  10.6.5 積分回路
  10.6.6 微分回路
  10.6.7 その他の演算回路例
  10.6.8 微分方程式の求解
演習問題
11. 発振器
11.1 発振器の分類と原理
11.2 LC発振器
  11.2.1 一般のLC発振器
  11.2.2 LC発振器の例
  11.2.3 その他のLC発振器
11.3 水晶発振器
11.4 RC発振器
  11.4.1 RC移相形発振器
  11.4.2 ウィーンブリッジ発振器
演習問題
12. 変調回路と復調回路
12.1 変調方式
  12.1.1 振幅変調
  12.1.2 周波数変調
  12.1.3 位相変調
12.2 振幅変調回路と振幅復調回路
  12.2.1 振幅変調回路
  12.2.2 振幅復調回路
12.3 周波数変調回路と周波数復調回路
  12.3.1 周波数変調回路
  12.3.2 周波数復調回路
12.4 位相変調回路と位相復調回路
  12.4.1 位相変調回路
  12.4.2 位相復調回路
演習問題
13. トランジスタのスイッチング特性
13.1 大振幅動作における静特性──エバース・モルのモデル──
13.2 ダイオードのパルス応答
13.3 トランジスタのパルス応答──エバース・モルの方法──
  13.3.1 立上り時間
  13.3.2 蓄積時間
  13.3.3 立下り時間
13.4 電荷制御モデル
  13.4.1 立上り時間
  13.4.2 蓄積時間
  13.4.3 立下り時間
13.5 トランジスタの高速駆動
演習問題
14. 非線形回路
14.1 ダイオードによる波形操作
  14.1.1 クリッパ
  14.1.2 リミッタ
  14.1.3 スライサ
  14.1.4 クランパ
14.2 マルチバイブレータ
  14.2.1 無安定マルチバイブレータ
  14.2.2 単安定マルチバイブレータ
  14.2.3 双安定マルチバイブレータ
  14.2.4 シュミットトリガ回路
14.3 ブロッキング発振器
  14.3.1 単安定形
  14.3.2 無安定形
14.4 磁気マルチバイブレータ
14.5 のこぎり波発生回路
  14.5.1 RC積分回路
  14.5.2 ミラー積分器
  14.5.3 ブートストラップ回路
演習問題
15. 論理回路
15.1 基本論理演算
15.2 基本論理回路の構成
15.3 論理回路の性能評価
  15.3.1 伝搬遅延時間
  15.3.2 消費電力
  15.3.3 論理振幅
  15.3.4 ファンアウト
  15.3.5 雑音余裕
15.4 回路方式
  15.4.1 DCTL
  15.4.2 IIL
  15.4.3 DTL
  15.4.4 TTL
  15.4.5 CML
演習問題
16. 電源回路
16.1 整流回路
  16.1.1 半波整流回路
  16.1.2 全波整流回路
  16.1.3 倍電圧整流回路
16.2 平滑回路
16.3 直流安定化電源
16.4 スイッチングレギュレータ
  16.4.1 DC-DCコンバータの回路方式
  16.4.2 基本特性の解析
  16.4.3 動特性
  16.4.4 レギュレーション特性
演習問題
演習問題解答
参考文献
索引

原田 耕介(ハラダ コウスケ)

二宮 保(ニノミヤ タモツ)

中野 忠夫(ナカノ タダオ)