情報理論

電子通信大学講座 39

情報理論

学問,社会,経済,政治から人間にまで影響を及ぼしている情報が,工学の分野でどのように理論的に取り扱われているかを,電子並びに通信工学を専攻する学生を対象に述べたものである。

ジャンル
発行年月日
1979/12/20
判型
A5 上製
ページ数
328ページ
ISBN
978-4-339-00102-0
情報理論
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定価

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学問,社会,経済,政治から人間にまで影響を及ぼしている情報が,工学の分野でどのように理論的に取り扱われているかを,電子並びに通信工学を専攻する学生を対象に述べたものである。

1. 序論
1.1 情報そのものと情報を運んでいるもの
1.2 生物系における情報の働き
1.3 制御系における情報の働き
1.4 情報理論を確立した人:ウィーナとシャノン
1.5 シャノンの通信系のモデル
2. 情報量
2.1 情報量の定義
2.2 情報量の加法性
2.3 記憶のない情報源
2.4 エントロピーの性質
2.5 記憶のない情報源の拡大
2.6 漸近的等分配性
2.7 エルゴード性
問題
3. マルコフ情報源
3.1 マルコフ情報源
3.2 正規マルコフ情報源
3.3 エルゴードマルコフ情報源
3.4 一般的なマルコフ情報源とその次数
3.5 マルコフ情報源のエントロピー
3.6 随伴情報源
3.7 マルコフ情報源の拡大
3.8 言語のモデル
問題
4. 情報源の符号化
4.1 情報源の符号化の目的
4.2 符号の分類
4.3 一意に復号不可能な符号の性質
4.4 瞬時に復号可能な符号の性質
4.5 クラフトの不等式
4.6 マクミランの不等式
4.7 平均符号長
4.8 無記憶情報源に対する情報源符号化定理
4.9 ハフマン符号
4.10 シャノン・ファノ符号
4.11 ギルバート・ムーア符号
4.12 ランレングス符号
4.13 符号の効率
4.14 電信符号による符号化
問題
5. 通信路
5.1 通信路行列
5.2 各種のエントロピー
5.3 相互情報量
5.4 各種の通信路
5.5 通信路容量
5.6 観測の理論への拡張
問題
6. 通信路の符号化
6.1 通信路の符号化
6.2 通信路符号化定理
6.3 2元対称通信路における通信路符号化定理の証明
問題
7. 誤り訂正・検出符号
7.1 誤り制御
7.2 誤り訂正・検出の原理
7.3 符号の幾何学的表現
7.4 線形符号
7.5 単一誤り訂正2元線形符号
7.6 多重誤り訂正2元線形符号
7.7 線形符号の群符号としての性質
7.8 最大事後確認復号法
7.9 巡回符号
7.10 巡回符号の例
問題
8. 連続的情報源と連続的通信路
8.1 連続的情報源
8.2 連続的情報源のエントロピー
8.3 連続的通信路と相互情報量
8.4 時間的に連続な通信路
8.5 連続的通信路の通信路容量
8.6 任意の雑音電力スペクトル密度を有する通信路の通信路容量
問題
9. 連続的通信路における符号化と離散的情報の伝送
9.1 信号空間
9.2 連続的通信路の符号化定理
9.3 相関検波器
9.4 連続的通信路における離散的情報の伝送
9.5 連続的通信路における2元情報の伝送
9.6 連続的通信路におけるM元情報の伝送
問題
10. 連続的通信路における連続的情報の伝送
10.1 ひずみ
10.2 情報伝送速度-ひずみ関数
10.3 ガウス情報源の情報伝送速度-ひずみ関数
10.4 情報伝送速度-ひずみに関する基本定理
10.5 変調理論と直線変調
10.6 非直線変調
10.7 時間的に連続な信号の伝送
問題
付録
1. チェビシェフの不等式の証明
2. N次元の超球の体積
3. 条件付きの変分問題
4. ■の証明
5. くし形フィルタのエントロピー電力の保存則
付表
1. 正規分布の積分
2. 2を底とする対数
3. エントロピー関数
参考文献
索引

宮川 洋(ミヤカワ ヒロシ)