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フェーズドアレーアンテナの理論と実際

フェーズドアレーアンテナの理論と実際

フェーズドアレーアンテナの放射特性に関する理論を中心に,開口設計を行う上で知っておくべき事項や,アレーファクタによる理想的な議論だけでなく,素子間相互結合,励振誤差解析,キャリブレーション技術についても解説する。

発行年月日
2026/10/28
定価
4,620円(本体4,200円+税)
ISBN
978-4-339-01507-2
在庫あり

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読者モニターレビュー【 ANT 様(業界・専門分野:無線通信機器メーカー)】

掲載日:2026/10/21

本書はタイトルの通り、フェーズドアレーアンテナに関する要素技術をまとめた良書だ。
感想としては、まえがきにもある通り、特に開口設計や誤差要因解析を中心に説明がなされている印象を受けた。また、本書ではそれらの基本の説明から実用化の話まで取り上げており、内容が広範かつ多岐にわたっている。このため、大変学ぶことが多く有意義な内容である。その分、確実に理解するためには何度も読み返す必要があると思う。そして、煩雑になる式の導出や、各章の主旨を逸脱する概念などを付録にまとめているため、読者側の負担が少なく、本文の構成もすっきりとまとまっている。
個人的に好印象だった所は、実用化の際のアレイの素子数、指向性分布の調整などについて、筆者の知見やコツを説明されていたことだ。一方で、要点を押さえた端的な構成であるため、本書のみでアンテナの設計や実装ができるとは言い難い。必要に応じて本書の参考文献などをあたる必要があると思う。フェーズドアレーアンテナは高機能ゆえに設計、実装が容易ではないため、実務で携わる人にぜひ本書を勧めたい。