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インバータ回路とモータの制御

シリーズ 基礎から学ぶスイッチング電源回路とその応用 6

インバータ回路とモータの制御

電気自動車や省エネ家電の普及とともにモータの高効率化と高精度な制御技術が求められる。本書では各種モータの動作原理からインバータを用いたモータ駆動技術,最新の制御理論に至るまでモータ駆動システムの全体像を体系的に解説。

発行年月日
2026/10/28
定価
5,280円(本体4,800円+税)
ISBN
978-4-339-01456-3
在庫あり

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読者モニターレビュー【 もろ 様(業界・専門分野:制御工学)】

掲載日:2026/10/21

本書は『基礎から学ぶスイッチング電源回路とその応用』シリーズの第6巻であり、インバータ駆動とモータ制御に特化したエンジニア・研究者向けの専門書です。シリーズの基本回路理論を踏まえた上で、パワエレ回路とモータ特性、制御理論がどのように関係するかを深く掘り下げています。全3部構成となっており、数式の導出や回路モデルの解説にとどまらず、具体的な例題が数多く配置されています。手計算を通じて理解度を確認できるため、理論を単なる知識で終わらせず、自力で使いこなす力を養える構成になっています。

Ⅰ部:インバータ
基本となるハーフ/フルブリッジからマルチレベルインバータまでを網羅しています。変調理論の解説だけでなく、寄生容量や電流極性に依存するデッドタイム補償や、実機で問題となるdv/dtによる巻線絶縁破壊・ベアリング電流・パルス反射過電圧に対するフィルタ設計まで詳細に解説されています。

Ⅱ部:各種モータとその動作原理
モータの動作原理に必要な力学と電磁気の説明から入り、5種類のモータが詳細に解説されています。特に近年研究や実務での採用が進む同期リラクタンスモータについて、クロス飽和やトルクリップルといった非線形現象まで踏み込んで説明されている点はとても勉強になります。

Ⅲ部:モータの精密制御
d-q軸の座標変換とモータの電圧方程式を基盤として、標準的なベクトル制御や直接トルク制御、さらにはモデル予測電流制御などのモデル予測制御までを取り扱っています。一般に難解になりがちなベクトル制御も、豊富なグラフを交えて視覚的かつ簡潔に整理されています。なお、古典制御の初歩的な説明は省かれているため、必要に応じて同シリーズの第3巻等を参照するとよいでしょう。

本書は、インバータ・モータ・制御の3分野を体系的に学びたい方におすすめの一冊です。本レビューが本書をご購入予定の方々のご参考になれば幸いです。

読者モニターレビュー【 沼田 様(業界・専門分野:電力変換器)】

掲載日:2026/10/21

本書は、インバータ回路から各種モータの動作原理、さらに高度な制御技術までを体系的に学べる点が魅力的である。特に、インバータの回路方式やモータ駆動用フィルタ、永久磁石モータや誘導モータなどの構造と動作原理に加え、ベクトル制御や直接トルク制御といった実用的な制御手法まで幅広く扱っている点が優れている。回路の動作だけでなく、モータのトルクが発生する仕組みや制御方法との関係を理解することで、モータ駆動システム全体を捉える力が身につくと考えられる。また、電磁気学や制御工学などの基礎知識を関連づけながら学ぶことができ、大学での学習内容を深めたい学生や、パワーエレクトロニクス分野の技術者にも有用な一冊である。電気自動車や省エネルギー機器の普及に伴い、モータの高効率化と高精度な制御の重要性が高まる中、基礎から応用までを幅広く学ぶための参考書として活用できると感じた。