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防錆油 - 基礎から実用まで -

防錆油 - 基礎から実用まで -

防錆油の種類、作用、適用、評価方法から防錆油に関わる材料、環境、前後工程の影響、さらには今後の展望までを解説する。本書の内容は、社内および社外への技術伝承、防錆油に関わる技術者の育成ツールとして活用することもできる。

発行年月日
2026/08/21
定価
3,740(本体3,400円+税)
ISBN
978-4-339-04724-0
在庫あり

レビュー,書籍紹介・書評掲載情報

読者モニターレビュー【 かねまる 様 (業界・専門分野:化学・製造技術)】

掲載日:2026/09/09

防錆油については、金属表面に油膜を形成して錆を防ぐものという程度の認識でしたが、本書を読んで、その性能が塗布後のさまざまな条件に左右されることが印象に残りました。
特に興味深かったのが、4.4節で紹介されている油膜の薄膜化です。防錆油は部品上で流れ落ちるだけでなく、焼結材料では気孔内部へ浸透し、さらに包装紙との接触によっても油膜が失われます。紹介されている試験では、鋼板に塗布した防錆油の70~90%が紙材へ移着するという結果もあり、「防錆油を塗ったから大丈夫」という単純なものではないことがよく分かりました。他のページも含め、このようなさまざまな事象を実験結果や数値をもとに定量的に示している点も、本書の魅力だと感じました。
防錆油の成分や種類、作用機構といった基礎から、洗浄などの前工程、保管・包装、さらに溶接や熱処理などの後工程まで扱われています。防錆を製造工程全体で考えるための視点が得られる一冊でした。

「ベアリング新聞」2026年8月20日発行(新樹社)

掲載日:2026/08/20

新刊図書欄にてご紹介いただきました。