レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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ポイント整理 電気回路 - LTspiceで回路シミュレーション -
本書は基本的な回路理論を高校物理の復習を交え演習中心に解説する。数式だけでなく回路現象を眼で見て理解できるようLTspiceによるシミュレーションを加えたほか,理解を助ける手掛かりとして表形式でポイントを整理した。
- 発行年月日
- 2022/03/07
- 定価
- 4,840円(本体4,400円+税)
- ISBN
- 978-4-339-00979-8
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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九州産業大学HP:緒方将人先生の著書紹介
掲載日:2023/03/01
九州産業大学 理工学部ニュース
2023.3.1 電気工学科「緒方先生が書かれた電気回路に関する教科書が出版されました」
の記事にて,本書をご紹介いただきました。
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読者モニターレビュー【川上 太知 様 大阪府立大学工業高等専門学校(ご専門:パワーエレクトロニクス)】
掲載日:2022/02/14
本書は高専や大学で学ぶ電気回路の範囲を1冊で包括的に学ぶことができます。
同様に一冊でまとめている書籍は同社の「基礎からの電気回路論」などがありますが,
そちらと比較しても説明が非常に丁寧かつ図が豊富な点も素晴らしいです。
LTspiceによる回路シミュレーションだけでなく,Casio社の関数電卓の取り扱い方や
webページにある演習問題の詳解までサポートしているので非常に助かります。
非常に良い書籍ですが,11章(ひずみ波交流理論の基礎)が他の章と比較して
少し内容が少ないと感じられました。9章(二端子対回路理論の基礎)にて
フィルタの説明を行っているので,それらと対応付けて入力信号ののひずみ波の高調波成分が
フィルタを通してどれだけ改善されて出力されるかなどをシミュレーションを用いて
行うとより理解が深まるのではないかと感じました。
また,演習問題においても三角波や鋸波,矩形波の解析(波形率,波高率,ひずみ率等)などを
取り入れて様々な周期関数に触れさせるのも良いのではないかと思いました。
とはいえ,全体的に非常によくまとまっており,コラム(コーヒーブレイク)なども適宜入っており,
読者を飽きさせない工夫なども素晴らしい大変満足する一冊です。