レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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信号・データ処理のための行列とベクトル - 複素数,線形代数,統計学の基礎 -
現在,信号は数ある「データ」の一種となり,これを処理・解析するには数学の知識が重要である。数学書と技術専門書の間を埋めることを目的とし,機械学習や最適化と密接につながる現代の信号処理の理解に必要な基礎数学を網羅した。
- 発行年月日
- 2019/08/05
- 定価
- 3,630円(本体3,300円+税)
- ISBN
- 978-4-339-01401-3
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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amazonレビュー 978-4-339-01401-3 次世代信号情報処理シリーズ 1 信号・データ処理のための行列とベクトル
掲載日:2020/11/10
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読者モニターレビュー【Y.N.様(大学生)】
掲載日:2019/07/29
コロナ社様の次世代信号情報処理シリーズの入門ともなる1冊だと感じました。
今までになかった数学書と技術書の架け橋になる内容で,高校数学から発展した内容まで丁寧に解説されているのが魅力です。理工系の大学で授業についていけない場合にも役に立つのはもちろん,信号処理分野に馴染みのなかった人が必要な数学の知識を習得するのにとてもわかりやすい本だと思います。
まえがきにあったように,プログラミング言語PythonやMATLABで実装するときに役に立つ表記が用いられており,数学書よりもわかりやすい書き方で理解が進みます。基礎を学んだ後でプログラミングをする人も,今までプログラミングをやってきたけど信号処理はあまり触れてこなかった人にも役立つのではないでしょうか。数学書と技術書の架け橋という位置付けのため,プログラムのコードは載っていません。基礎知識を本書で理解しながら『Python信号処理』で手を動かすのが,最初のステップとして良いのではないかと読んでいて思いました。