レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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実践 気体軸受の設計と解析 - 有限要素法による動圧・静圧気体軸受解析 CD-ROM付 -
気体軸受の基本特性をレイノルズ方程式を有限要素法によって解くことにより求める気体軸受設計のための実践書。添付のFortranプログラムについて説明した実用的な部と独自開発のための応用・発展の部から構成されている。
- 発行年月日
- 2011/05/25
- 定価
- 3,520円(本体3,200円+税)
- ISBN
- 978-4-339-04613-7
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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「トライボロジスト」(社団法人 日本トライボロジー学会)Vol.56/No10/2011
掲載日:2011/11/08
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【大石進博士執筆による、『実践気体軸受の設計と解析』を薦める】(中部大学 稲崎一郎 教授)
掲載日:2011/06/13
◎大石進博士は、研削加工プロセスとこれを実行する工作機械の要素に関する専門家である。工作機械や計測機械を始めとする精密機械において、滑らかな回転、直進運動を達成するために最も重要な技術の一つは潤滑である。摩擦力と発熱の低減、要求剛性の達成を図るために種々の潤滑方式がとられるが、潤滑要素の設計には高度な理論計算が必要となる。有限要素法の実用化によって、かっては困難であった数値解析が可能となり、正確な性能予測ができるようになったが、そのプログラミングは素人には難しい。
本書は、流体、気体軸受けの動作原理を解説もので、その特徴は著者が開発した潤滑性能解析のためのプログラムが付属していることである。これによって、設計者は軸受けの動作性能を予測して設計に実践的に生かすことができる。書名は気体軸受と謳っているが、流体潤滑も含まれており、かつ動圧潤滑、静圧潤滑の両方を扱っている。実践的な工学書として推薦する。