バイオセラミックス

バイオセラミックス

細胞,生物,医学に関する幅広い内容を交えながら,バイオセラミックス研究における,考え方の基本を伝える。数少ない同分野の教科書の中でも決定版とすべく,材料工学,分子生物学,機械工学の専門家が力をあわせた。

ジャンル
発行年月日
2009/11/27
判型
A5
ページ数
192ページ
ISBN
978-4-339-07223-5
バイオセラミックス
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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細胞,生物,医学に関する幅広い内容を交えながら,バイオセラミックス研究における,考え方の基本を伝える。数少ない同分野の教科書の中でも決定版とすべく,材料工学,分子生物学,機械工学の専門家が力をあわせた。

1. バイオセラミックスの材料科学
1.1 生体材料とは
 1.1.1 生体材料の条件
 1.1.2 機能面からの分類
 1.1.3 物性からの分類と使用される素材,医療用具
 1.1.4 使用部位による分類
 1.1.5 生体内で生じる諸反応
 1.1.6 安全性試験方法
 1.1.7 滅菌方法
1.2 バイオセラミックスの概論
 1.2.1 開発の歴史,応用
 1.2.2 要件,定義,課題点
 1.2.3 リン酸カルシウム以外のバイオセラミックス
 1.2.4 リン酸カルシウム化合物
1.3 アパタイトの基礎と材料評価方法
 1.3.1 合成方法
 1.3.2 化学組成
 1.3.3 溶解特性
 1.3.4 アパタイトの分光学的特性
 1.3.5 アパタイトの結晶構造
 1.3.6 表面吸着現象と濡れ性
 1.3.7 高分子の吸着現象
 1.3.8 ゼータ電位
 1.3.9 コーティング方法

2. バイオミネラリゼーション
2.1 骨形成の材料科学
 2.1.1 骨の階層構造
 2.1.2 コラーゲンの構造と性質
 2.1.3 骨のリモデリング
 2.1.4 骨のバイオミネラリゼーション
 2.1.5 骨類似材料の生体内の振舞い
2.2 磁性細菌と貝殻
 2.2.1 磁性細菌のバイオミネラリゼーション
 2.2.2 貝のバイオミネラリゼーション
2.3 実験的な要素技術
 2.3.1 ナノコンポジットと機能の複合化
 2.3.2 有機単分子膜のテンプレートを作る
 2.3.3 生体内を模倣する水溶液
 2.3.4 結晶の構造を同定する
 2.3.5 結晶の形態を観察する
 2.3.6 有機-無機界面における化学結合を調べる
 2.3.7 界面の化学結合と機械的強度の関係
 2.3.8 有機-無機界面の原子配列を見る
 2.3.9 界面の化学結合を予測する

3. 細胞とセラミックス
3.1 細胞とは
 3.1.1 構造と機能
 3.1.2 膜
 3.1.3 組織
 3.1.4 細胞培養法
3.2 発生学
 3.2.1 骨,軟骨の構造
 3.2.2 発生細胞の系譜(間葉系細胞)
 3.2.3 骨のリモデリング
3.3 再生医療
 3.3.1 培養皮膚
 3.3.2 培養骨
 3.3.3 大腿骨頭壊死症の細胞治療
 3.3.4 培養軟骨

4. 硬組織再建・デバイス
4.1 人工骨
 4.1.1 骨組織と骨移植
 4.1.2 骨再生
4.2 人工軟骨
4.3 歯科材料
4.4 ナノ薬物送達システム

5. 医療機器の概要と臨床応用
5.1 医食住の時代
5.2 医療機器の種別
5.3 医療機器の市場と主要製品
5.4 行政上の基準および規制
 5.4.1 医療機器の製造販売
 5.4.2 医療機器の臨床応用
5.5 日本の医療経済
5.6 医療提供体制の国際比較
5.7 医のこれから
引用・参考文献
索引

田中 順三(タナカ ジュンゾウ)

植村 寿公(ウエムラ トシマサ)

大森 健一(オオモリ ケンイチ)