超音波診断装置
本書は“エコー検査”として病院等で使用されている超音波診断装置についての詳細な技術解説書であり,装置を開発している技術者と装置を使用し日夜医療に奮闘されている医師や技師の方々を対象として書かれている。
- 発行年月日
- 2002/08/26
- 判型
- A5
- ページ数
- 222ページ
- ISBN
- 978-4-339-07078-1
- 内容紹介
- 目次
- レビュー
本書は“エコー検査”として病院等で使用されている超音波診断装置についての詳細な技術解説書であり,装置を開発している技術者と装置を使用し日夜医療に奮闘されている医師や技師の方々を対象として書かれている。
目 次
1. 医用超音波診断装置の概要
1.1 医用超音波診断装置の特徴…1
1.2 超音波診断装置の構成…2
1.2.1 探触子の種類と用途…3
1.2.2 超音波診断装置の本体と表示…4
2. 超音波の性質
2.1 超音波の周波数と減衰…6
2.2 反射と透過…9
問題…14
3. 音 場
3.1 平板振動子の指向性…15
3.2 中心軸上の音圧…18
3.3 超音波の集束…20
3.4 画像の分解能…24
問題…26
4. 探 触 子
4.1 探触子の構造…27
4.2 アレイ型探触子…31
4.2.1 フェイズドアレイ型探触子…31
4.2.2 1.5 Dアレイ振動子,2 Dアレイ振動子…32
4.3 電 気 的 特 性…36
問題…39
5. 超音波ビームの形成
5.1 音 源 モ デ ル…40
5.2 整 相 加 算…42
5.3 アレイ振動子の指向性…46
5.4 空間周波数の解析による指向性…49
5.5 パルス波による指向性…55
5.6 サイドローブの抑圧…58
5.7 2 Dアレイ振動子を用いたビームの形成…60
問題…64
6. 超音波ビームの走査とその回路構成
6.1 ビーム走査方式の種類…65
6.2 走査方式と画質…67
6.3 ブロックピッチ内での超音波ビーム形成…72
6.4 フレームレートと画質…73
6.5 回 路 構 成…75
6.5.1 送信クロックと遅延量の量子化…75
6.5.2 連続波の位相制御…76
6.5.3 アナログ式ビームフォーマ…77
6.5.4 ディジタル式ビームフォーマ…79
問題…82
7. Bモード画像の構成
7.1 画像構成の流れ…83
7.2 信号処理と画像処理…87
7.2.1 対数圧縮…87
7.2.2 STCとダイナミックフィルタ…89
7.2.3 画像処理によるノイズ除去…92
7.2.4 フレーム相関処理によるノイズ除去…93
7.3 Mモード表示…95
問題…97
8. 超音波三次元表示
8.1 超音波三次元表示とは…98
8.2 超音波エコーデータ集合の収集…99
8.3 データの再構築…103
8.4 画 像 の 構 築…103
8.4.1 間 接 法…104
8.4.2 直 接 法…109
8.4.3 間接法と直接法の相違…112
8.4.4 画像構築の手順…113
8.4.5 高速三次元表示…116
問題…119
9. 血 流 計 測
9.1 超音波ドプラ効果の原理…120
9.2 ドプラ周波数の計測…125
9.3 CWドプラ法…129
9.3.1 特 徴…129
9.3.2 装 置 化…130
9.3.3 FFT表示…134
9.4 PWドプラ法…135
9.4.1 PW法によるドプラ信号の検出…135
9.4.2 時間領域でのPWドプラ信号処理…137
9.4.3 周波数領域でのPWドプラ信号処理…139
9.4.4 PWドプラ法による流速計測の範囲…145
9.4.5 HPRF法…149
問題…155
10. 血流の可視化
10.1 カラードプラ…156
10.1.1 自己相関関数による周波数推定の原理…157
10.1.2 ドプラ周波数推定…160
10.1.3 くし型フィルタのはたらき…163
10.1.4 複素自己相関器の回路構成…165
10.1.5 カラードプラ法による流速可視化の精度…166
10.1.6 極低速血流の可視化…167
10.2 パワードプラ…170
10.2.1 パワードプラの特徴…171
問題…174
11. ハーモニック映像法
11.1 ハーモニック映像法の種類…175
11.2 コントラスト剤によるハーモニック映像…176
11.3 生体組織からの2次高調波…179
11.4 生体組織からの2次高調波を利用したハーモニック映像…181
問題…183
付 録…184
参 考 文 献…195
索 引…208