バイオセパレーション

バイオテクノロジー教科書シリーズ 14

バイオセパレーション

バイオ生産物の分離に関するテキストである。前工程,バイオ単位操作――抽出,吸着,クロマトグラフィー,晶析,電気泳動,膜分離など――の設計と操作について記した。また,製品化工程,生化学物質の分離の実際を述べた。

ジャンル
発行年月日
1993/07/30
判型
A5 上製
ページ数
184ページ
ISBN
978-4-339-06714-9
バイオセパレーション
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定価

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バイオ生産物の分離に関するテキストである。前工程,バイオ単位操作――抽出,吸着,クロマトグラフィー,晶析,電気泳動,膜分離など――の設計と操作について記した。また,製品化工程,生化学物質の分離の実際を述べた。

1 バイオテクノロジーにおける分離技術
1.1 ダウンストリームとアップストリーム
1.2 バイオセパレーションの特徴
1.3 バイオ単位操作
1.4 分離の効果
1.5 分離のエネルギー
1.6 分離精製されるバイオ生産物
2 バイオセパレーションの工学基礎
2.1 相平衡
  2.1.1 相平衡の熱力学
  2.1.2 相平衡関係
2.2 拡散
  2.2.1 拡散現象
  2.2.2 液体内の拡散係数
  2.2.3 固体内拡散
2.3 流体内の物質移動
  2.3.1 境膜
  2.3.2 境膜物質移動係数
  2.3.3 流体本体の乱れ
  2.3.4 輸送的分離機構の寄与
2.4 分離システムの設計基礎
  2.4.1 物質収支
  2.4.2 エネルギー収支
  2.4.3 最適化
3 精製の前工程
3.1 細胞の収集
  3.1.1 沈降分離
  3.1.2 ろ過
  3.1.3 遠心分離
3.2 細胞破壊
  3.2.1 機械的細胞破壊
  3.2.2 化学的・生化学的細胞破壊
  3.2.3 有用物質の選択的放出
4 物質分離におけるバイオ単位操作
4.1 バイオ単位操作の組合せ
4.2 抽出
  4.2.1 固液抽出
  4.2.2 液液抽出
  4.2.3 超臨界流体抽出
  4.2.4 液液抽出装置の設計
4.3 晶析
  4.3.1 バイオセパレーションにおける晶析法
  4.3.2 晶析の速度論
  4.3.3 バイオ生産物への適用
  4.3.4 晶析装置
4.4 電気泳動
  4.4.1 電気泳動速度
  4.4.2 電気泳動装置における物質の移動
  4.4.3 電気泳動による分離法
4.5 吸着およびイオン交換
  4.5.1 吸着剤
  4.5.2 吸着平衡
  4.5.3 イオン交換平衡
  4.5.4 アフィニティ吸着
  4.5.5 破過曲線
  4.5.6 破過曲線あるいは破過点の予測
  4.5.7 吸着・イオン交換の操作法
4.6 クロマトグラフィー
  4.6.1 クロマトグラフィーの操作
  4.6.2 クロマトグラフィーの種類
  4.6.3 クロマトグラフィーの理論
  4.6.4 クロマトグラフィーによる分離の技術的手法
  4.6.5 超臨界流体クロマトグラフィー
4.7 膜分離
  4.7.1 逆浸透法
  4.7.2 浸透気化法
  4.7.3 限外ろ過法
  4.7.4 精密ろ過法
  4.7.5 拡散透析法
  4.7.6 電気透析法
  4.7.7 アフィニティ膜
  4.7.8 膜分離の安定性
  4.7.9 膜を用いる分離装置
5 バイオ生産物の製品化工程
5.1 濃縮操作
  5.1.1 真空蒸発法
  5.1.2 凍結濃縮法
5.2 乾燥操作
  5.2.1 乾燥の過程
  5.2.2 乾燥装置
  5.2.3 乾燥器の応用例
6 バイオセパレーションの実際
6.1 バイオセパレーションの例
6.2 バイオセパレーションの体系化
索引

古崎 新太郎(フルサキ シンタロウ)