対話形式 相対論への探究 - 知的文化遺産として -

対話形式 相対論への探究 - 知的文化遺産として -

古典的時間・空間概念の変革から静止エネルギー導入までを「なぜ,アインシュタインは相対論を考えねばならなかったのか。また,どういう点が革新的なのか」をモチーフとして,探求心あふれる高校生を登場人物とし対話形式で展開。

ジャンル
発行年月日
2000/03/01
判型
A5
ページ数
208ページ
ISBN
978-4-339-06596-1
対話形式 相対論への探究 - 知的文化遺産として -
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

2,860(本体2,600円+税)

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古典的時間・空間概念の変革から静止エネルギー導入までを「なぜ,アインシュタインは相対論を考えねばならなかったのか。また,どういう点が革新的なのか」をモチーフとして,探求心あふれる高校生を登場人物とし対話形式で展開。

プロローグ
訪問を前にして

第1話 特殊相対論導入の前夜
 第1日目の訪問にて
 第2日目の訪問にて(マッハによるニュートン力学の分析)
 第3日目の訪問にて(カリレオの相対性原理)
  その背景(天文対話から)
  ガリレオの相対性原理の数理的表現

第2話 特殊相対論の内容とその精神
 第4日目の訪問にて(アインシュタインの着眼点)
  アインシュタインの疑問点
  同時刻の概念について(絶対時間に対する疑問)
  光速度不変(すべての基本として)
 第5日目の訪問にて(アインシュタインの特殊相対性理論)
  マイケルソン・モーレイの実験の解釈をめぐって
  ローレンツ収縮
  ローレンツ変換(新たな変換則を求めて)
  ミンコフスキーの4次元空間(ローレンツ変換の幾何学的意味)

第3話 特殊相対論の及ぼした影響
 第6日目の訪問にて(相対論的力学)
  固有時(共通時間を求めて)
  相対論的力学(相対論的運動方程式を求めて)
  質量とエネルギーの関係(E=mc2)
 第7日目の訪問にて(原子核の結合エネルギーについて)

エピローグ

索引

山下 芳樹(ヤマシタ ヨシキ)