粉体工学演習

粉体工学演習

粉体の基礎から高度な技術資料までを平易に解説し,設計を前提とした例題・演習問題を豊富に入れた。粉体工学の数値計算を主とした教科書,参考書。著者の永年の設備設計の経験式も解説。

ジャンル
発行年月日
1987/04/20
判型
A5
ページ数
256ページ
ISBN
978-4-339-06576-3
粉体工学演習
品切・重版未定
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定価

3,300(本体3,000円+税)

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粉体の基礎から高度な技術資料までを平易に解説し,設計を前提とした例題・演習問題を豊富に入れた。粉体工学の数値計算を主とした教科書,参考書。著者の永年の設備設計の経験式も解説。

1. 粉体工学の基礎
 1.1 粒子の大きさ
  1.1.1 粉体と粒体
  1.1.
2 粉体の物性
  1.1.3 粒子径測定法
  1.1.4 三軸径
  1.1.5 相当径
 1.2 粒子の形状係数
  1.2.1 Zingg指数
  1.2.2 球形度
  1.2.3 形状係数
 1.3 平均粒子径
  1.3.1 数学的平均径
  1.3.2 重みづけ平均径
  1.3.3 球状粒子径
  1.3.4 比表面積径
  1.3.5 相似粒子群式
 1.4 粒子径分布
  1.4.1 粒子径分布
  1.4.2 正規分布
  1.4.3 対数正規分布
  1.4.4 ロジン・ラムラー分布
  1.4.5 ゴーダン・シューマン分布
 1.5 粒子径分布測定法
  1.5.1 平均粒子径基本式
  1.5.2 粒子径分布
  1.5.3 ふるい分析法
  1.5.4 顕微鏡法
  1.5.5 光操作法
  1.5.6 小孔通過法
  1.5.7 沈降測定法
  1.5.8 比表面積測定法
 1.6 粉体の力学的性質
  1.6.1 粉体の密度と空げき率
  1.6.2 粒子の集積構造
  1.6.3 摩擦角
  1.6.4 付着力
  1.6.5 粉体のぬれ
  1.6.6 ドレイン高さ
 演習問題1
2. 流れ学の基礎
 2.1 流体の性質
  2.1.1 流体の密度
  2.1.2 流体粘土
 2.2 静水力学
  2.2.1 圧力
  2.2.2 ゲージ圧力
  2.2.3 浮力
  2.2.4 完全気体の状態式
  2.2.5 表面張力
 2.3 動水力学
  2.3.1 連続の式
  2.3.2 オイラーの運動方程式
  2.3.3 気体ベルヌーイ式
  2.3.4 水槽からの流出
  2.3.5 流速・流量測定
  2.3.6 円管内の流動
 2.4 円柱周りの流れ
 2.5 物体の抵抗
 2.6 球の抵抗
 2.7 終末速度
 演習問題2
3. 粉体層流動
 3.1 粉体層内流動
  3.1.1 物体の摩擦係数
  3.1.2 モールひずみ力円
  3.1.3 クーロン式
  3.1.4 粉体圧係数
 3.2 粉体貯槽
  3.2.1 粉体貯槽の種類
  3.2.2 槽内粉体流動
  3.2.3 ヤンセンの式
  3.2.4 角柱貯槽
  3.2.5 大形貯槽での粉体圧
 3.3 ホッパ内の静的応力
 3.4 貯槽からの流出
  3.4.1 貯槽内流出機構
  3.4.2 穴からの粉体流動
  3.4.3 流出量の実験式
  3.4.4 貯槽の容積計算
 3.5 透過流動
  3.5.1 層流透過流動
  3.5.2 乱流透過流動
 演習問題3 
4. 気体内の粉体流動
 4.1 粒子の浮遊現象
  4.1.1 流動層
  4.1.2 最小流動化速度
  4.1.3 流動層の性質
  4.1.4 重力による単粒子の沈降
  4.1.5 重力場の粒子の二次元運動
 4.2 固気二相流
  4.2.1 空気輸送装置
  4.2.2 輸送の理論
  4.2.3 直管路圧力損失
 演習問題4 
5. 粉砕
 5.1 粉砕理論
  5.1.1 粉砕現象
  5.1.2 粉砕機構
  5.1.3 破壊現象の性質
  5.1.4 破壊現象の理論式
  5.1.5 粉砕通過
 5.2 粉砕動力
 5.3 粉砕物の粒度分布
 5.4 粉砕材料
 5.5 粉砕機械の分類
 5.6 代表的な粉砕機械
 5.7 特殊粉砕機
 演習問題5 
6. 固気分離
 6.1 粉じんの分離
  6.1.1 ■過集じん
  6.1.2 ■過集じんの原理
  6.1.3 ■布の性質
  6.1.4 ■過作用
  6.1.5 繊維層の捕集機能
  6.1.6 経済■過速度
  6.1.7 集じん用■布の種類
  6.1.8 サブミクロン■布
  6.1.9 静電気繊維フィルタ
  6.1.10 ■布集じんの払い落とし
  6.1.11 ■布集じん機設計例
 6.2 電気集じん装置
  6.2.1 電気集じん機の構造
  6.2.2 捕集理論
  6.2.3 電気集じん装置の長短
 6.3 洗浄集じん装置
  6.3.1 微粒子のぬれ
  6.3.2 粉じんの凝結成長
  6.3.3 洗浄集じん理論
  6.3.4 ベンチュリスクラバの種類
  6.3.5 泡まつ(沫)集じん機
  6.3.6 湿式バグフィルタ
 6.4 サイクロン
  6.4.1 分離機構
  6.4.2 サイクロン内の速度分布
  6.4.3 サイクロンの分離性能
  6.4.4 サイクロンの圧力損失
  6.4.5 サイクロンの各部の寸法効果
  6.4.6 サイクロン設計
  6.4.7 羽根形サイクロン
  6.4.8 各種集じん装置の比較
7. 粉体の分級
 7.1 分級とは
  7.1.1 分離の効率
  7.1.2 分級粒子の粒度分布
 7.2 ふるい分級
  7.2.1 ふるい上の粒子の動き
  7.2.2 ふるいの処理能力
  7.2.3 ふるい分けの分離効率
  7.2.4 金網の目開きと空間率
  7.2.5 ふるい目の規格
  7.2.6 ふるいの機構
  7.2.7 工業用ふるいの分類
 7.3 沈降分級
  7.3.1 重力沈降分級機
  7.3.2 遠心力分級機
  7.3.3 湿式分級
 7.4 乾式工業用分級機
 演習問題
8. 固液分離
 8.1 回分沈降過程
 8.2 沈降濃縮槽装置
  8.2.1 沈降濃縮槽装置
  8.2.2 処理槽の面積
  8.2.3 処理槽の高さ
 8.3 遠心分離
 8.4 ■過
  8.4.1 ■過速度の理論
  8.4.2 ■過式
  8.4.3 ■過機の種類
 演習問題
9. 粉体の混合
 9.1 混合性能
  9.1.1 混合の度合い
  9.1.2 混合粒子組成の性質
  9.1.3 混合のメカニズム
 9.2 混合度
 9.3 混合機の種類
  9.3.1 回転容器形混合機
  9.3.2 固定形混合機
 9.4 かくはん機
  9.4.1 かくはん槽
  9.4.2 かくはん機の種類
  9.4.3 かくはん機の寸法
  9.4.4 かくはん機の所要動力
 演習問題9
10. 造粒・成形
 10.1 造粒・成形の定義
 10.2 造粒の凝集力
 10.3 造粒強度理論
 10.4 回転による造粒機構
 10.5 造粒の成長機構
 10.6 粉体圧縮の理論
 10.7 かさべり度
 10.8 圧縮成形機
 演習問題10
付録
参考文献
索引

今木 清康(イマキ キヨヤス)