熱流体の可視化と計測

熱流体の可視化と計測

流れの可視化技術により得られた結果を画像解析し,物理量を計測する可視化計測法が発展を遂げている。本書は流れの可視化の基礎から可視化計測法までを熱流体の基礎知識との関連でまとめた入門書である。

ジャンル
発行年月日
2003/08/07
判型
A5
ページ数
178ページ
ISBN
978-4-339-03183-6
熱流体の可視化と計測
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定価

2,640(本体2,400円+税)

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流れの可視化技術により得られた結果を画像解析し,物理量を計測する可視化計測法が発展を遂げている。本書は流れの可視化の基礎から可視化計測法までを熱流体の基礎知識との関連でまとめた入門書である。

目次

1 流れの可視化技術の概要

1.1 流れの可視化の歴史・・・1
1.2 可視化技術の発展・・・2
1.3 可視化法の手法別分類・・・3
1.4 可視化計測技術への発展・・・5

2 流れ現象の基礎

2.1 流れの基礎用語・・・7
2.2 流体の性質・・・8
2.3 層流と乱流・・・9
2.4 境界層・・・12
2.5 平板に沿う境界層の発達・・・14
2.6 境界層方程式とはく離・・・16
2.7 流体力・・・17
2.8 翼に働く流体力・・・20
2.9 後流・・・21

3 熱・物質移動を伴う流れの基礎

3.1 輸送現象・・・24
3.2 熱輸送を伴う流れ・・・25
3.3 強制対流・・・25
3.4 自然対流・・・27
3.5 物質輸送を伴う流れ・・・28
3.6 化学反応を伴う流れ・・・29
3.7 相似則・・・29

4 熱流体の計測法

4.1 速度の計測・・・30
4.2 圧力の計測法・・・34
4.3 温度の計測法・・・36

5 計測精度の評価

5.1 確率統計の基礎・・・38
5.2 不確かさ解析の基礎・・・40
5.3 計測誤差の要因・・・42
5.4 感度係数・・・42
5.5 不確かさ解析例・・・43

6 可視化情報のコンピュータ処理

6.1 画像情報の基礎・・・45
6.2 画像入力装置・・・48
6.3 画像処理・・・49
6.4 画像の認識・・・55
6.5 画像処理の応用例・・・57
6.6 カラー画像処理・・・58
6.7 カラー画像処理の応用例・・・59

7 物体表面の熱と流れの可視化

7.1 油膜法・・・61
7.2 表面タフト法・・・69
7.3 せん断応力液晶法・・・73
7.4 感温液晶シート法・・・76

8 物体周りの熱と流れの可視化

8.1 タフトグリッド法・・・79
8.2 注入トレーサ法・・・84
8.3 スモークワイヤ法・・・96
8.4 感温液晶トレーサ法・・・108

9 密度,温度の光学的可視化

9.1 シャドーグラフ法・・・114
9.2 シュリーレン法・・・118
9.3 マッハ・ツェンダー干渉法・・・121

10 熱流体の可視化計測

10.1 PIVによる速度場計測の原理・・・124
10.2 翼周り速度場のPIV計測・・・127
10.3 燃焼流のPIV計測・・・130
10.4 感温液晶による温度場・速度場の同時計測・・・134
10.5 レーザ誘起蛍光法による温度場の計測・・・138
10.6 液晶によるせん断応力計測・・・142

付録 トレーサ粒子の追従性・・・147
参考文献・・・153
索引・・・161

藤澤 延行(フジサワ ノブユキ)