教育情報工学の応用 - 教材開発とテスト設計 -
本シリーズ第1巻の姉妹編として,教育情報の考え方や分析,創造,表現にかかわる方法をより具体的に構造的テキストデザイン,教材開発の方法,テストの設計・構成などに分けて教師にすぐ役立つよう図解など工夫して平易に記述した。
- 発行年月日
- 1991/12/20
- 判型
- A5
- ページ数
- 172ページ
- ISBN
- 978-4-339-02522-4
- 内容紹介
- 目次
本シリーズ第1巻の姉妹編として,教育情報の考え方や分析,創造,表現にかかわる方法をより具体的に構造的テキストデザイン,教材開発の方法,テストの設計・構成などに分けて教師にすぐ役立つよう図解など工夫して平易に記述した。
1. 構造的テキストデザイン─テキストの技術─
1.1 学習テキストの独自出版
1.2 構造的テキストデザインの諸原則
1.3 学習テキストの作成と使用結果の事例
1章の付録
2. 教材開発の方法
2.1 教材開発の視点
(1) 素材の検討
(2) 素材と教育目標との関連
(3) 教育内容と学習者との関連
(4) 媒体(メディア)の選択
(5) 学習活動との関連
2.2 授業設計と教材開発
(1) 目標分析の方法
(2) 学習内容の構造化
(3) 学習内容の系列化
(4) 学習内容の展開
2.3 教材設計の実際
(1) 学習目標から教材化への展開
(2) 教材開発の過程
2.4 コンピュータによる教材開発
(1) コンピュータ教材の利用形態
(2) チュートリアル型/ドリル型教材の開発
(3) シミュレーション型教材の開発
(4) ハイパーメディアによる教材開発
3. テストの設計─テスト得点の数理特性─
3.1 テスト統計量
3.2 得点分布と内部構造
(1) 得点分布のモデル,得点の分散および問題項目数
(2) 項目統計量の関数としてのテスト得点の分散
(3) S-P表による得点分布と項目統計量の関係の解釈
(4) S-P表シミュレーション
3.3 観測(実測)得点と誤差得点
(1) 得点の信頼性,実測得点,誤差得点
(2) 合成得点の誤差分散
(3) 再びテスト得点の分散σx2について考察
(4) テストの長さ(問題項目数)が真分散と誤差分散に及ぼす効果
(5) 多肢選択テストに特有の誤差得点成分と最適の困難度水準
3.4 信頼性係数
(1) α係数
(2) クーダー・リチャードソンの公式(α20,α21)
(3) Tuckerの修正式(KR-21の修正式)
(4) Loevingerの等質性係数H
(5) 信頼性係数と問題項目正答率分布および項目間相互相関の関係
3.5 テスト設計上の留意点(まとめ)
3.6 項目分析
(1) 項目正答率または項目困難度
(2) 項目とテスト得点の間の相関
(3) 問題項目の注意指数
(4) 項目間の関連
4. テストの構成─テストとテスト項目のデータベース─(テストアイテムバンクシステム)
4.1 テストを構成するうえでの留意点
(1) テストの内容構成(内容的妥当性)
(2) テストの方法
(3) テストの統計的特性(測定の信頼性)
4.2 テストの構成とテストアイテムバンクシステム
(1) データベースの構成
(2) 内容的妥当性の吟味
(3) 統計的信頼性の吟味
4.3 教材構造チャートに基づくテスト項目の管理
参考文献
索引