システム方法論 - システム的なものの見方・考え方 -

システム方法論 - システム的なものの見方・考え方 -

  • 岩下 基 千葉工大教授 博士(工学)

システム思考の考え方とその進め方についてわかりやすく体系的に捉えた入門書である。

ジャンル
発行年月日
2014/07/28
判型
A5
ページ数
208ページ
ISBN
978-4-339-02481-4
システム方法論 - システム的なものの見方・考え方 -
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定価

2,860(本体2,600円+税)

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本書はシステム思考の考え方とその進め方について体系的に捉えた入門書である。物事の考え方に関する全体像を明らかにしつつ,これまで紹介されてきた手法の位置づけを付け加えることで,その有効性を再認識できることを目的とした。

1.社会におけるシステム思考の基本
1.1 はじめに 
1.2 システム方法論全体の構成 
1.3 システム思考とは 
1.4 システム思考の必要性とねらい 
1.5 経営工学の歴史的背景とシステム思考 
1.6 システム思考の本質 
演習問題 

2.人間の考えや行動を考慮したシステムアプローチ
2.1 システムアプローチと自然科学的アプローチ 
2.2 システムアプローチのパラダイム 
2.3 ハードシステムアプローチ 
2.4 ソフトシステムアプローチ 
2.5 ハード・ソフトシステムアプローチの比較 
2.6 ソフトシステムアプローチの基本要素 
2.7 システムの創発性 
演習問題 

3.本質的な問題の抽出を目指すソフトシステム方法論
3.1 ソフトシステム方法論の基本要素 
3.2 ソフトシステム方法論のプロセスモデル 
3.3 リッチピクチャ 
3.4 基本定 義 
3.5 CATWOE分析
3.6 XYZ公式
3.7 概念モデル
演習問題 

4.問題を的確に発見する問題発見力
4.1 問題設定 
4.2 あるべき姿の設定(4P) 
4.3 仮説の構築
4.4 重要な要因の抽出手法(MECE,トレンド分析)
4.5 重要な要因の抽出手法(コスト分析,バリュー分析)
4.6 問題の構造化
4.7 優先度づけ
演習問題

5.ソフトシステム方法論を用いた要求分析とUML
5.1 要求とは 
5.2 要求のレベル
5.3 要求モデル
5.4 ユースケースとUML
5.5 要求分析の実際 
演習問題

6.システム思考で基本となるシステム概念
6.1 システム概念とは 
6.2 関係を見る考え方
6.3 目的を見極める考え方
6.4 表現の考え方
6.5 ボトルネックに着目する考え方
6.6 システムの構造(サブシステム)
6.7 システムの同型性
演習問題

7.システム構造の特徴
7.1 システム思考によるアプローチ例 
7.2 時系列変化パターン
7.3 システム構造と因果関係 
7.4 自己強化型・バランス型ループ
7.5 システム思考で考える少子化問題
7.6 システム構造の理解
7.7 システムの力を利用する際の留意点 
演習問題 

8.システムの因果関係を表すシステムダイナミクス

8.1 システムダイナミクスとは
8.2 ストックとフローの定義
8.3 ストックとフローの区別
8.4 ストック・フロー図
8.5 ストックとフローの関係
8.6 成長のダイナミクス
8.7 サプライチェーンマネジメントモデル
演習問題

9.入出力情報とそれらの関係を表現する入出力システムモデル

9.1 入出力システムモデルの表現
9.2 変換 
9.3 正のフィードバック
9.4 負のフィードバック
9.5 過剰フィードバック
9.6 基本挙動の相互作用
9.7 その他の挙動
演習問題 

10.状態の変化を表現する状態遷移システムモデル

10.1 状態遷移システムモデルについて
10.2 状態遷移表と状態遷移図
10.3 有限オートマトン(トランスデューサ)
10.4 有限オートマトン(アクセプタ)
10.5 正規言語
演習問題 

11.システム制御の基本となる線形システムモデル
11.1 線形システムモデルとは 
11.2 常微分方程式系によるモデル表現
11.3 線形システムの性質
11.4 定性
11.5 線形化 
演習問題 

12.不確実性を考慮した意思決定システムモデル
12.1 目標追求型意思決定システムモデル 
12.2 不確実性とは
12.3 効用関数 
12.4 意思決定原則
12.5 不確実性回避の行動
12.6 損失の回避という行動
演習問題 

13.シミュレーションによるシステム分析
13.1 システム分析とは 
13.2 シミュレーションの意義
13.3 シミュレーションの手順
13.4 シミュレーションの留意点
13.5 仮説構築とシミュレーション
13.6 階層化意思決定
演習問題 

14.システム方法論の実際
14.1 システム方法論の利用1(情報システム開発) 
14.2 システム方法論の利用2(通信サービス)
14.3 システム方法論の利用3(授業改善)
14.4 システム方法論の今後の展開

引用・参考文献 
演習問題解答
索引

岩下 基(イワシタ モトル)

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