情報理論

情報工学講座 3

情報理論

シャノン流の情報理論の解説書。話題の焦点をディジタル通信による情報伝送の信頼性の評価に置いたところにその特徴がある。章,節の適当な選定により初歩的な入門書として使用することもできる。

ジャンル
発行年月日
1970/09/30
判型
A5 上製
ページ数
310ページ
ISBN
978-4-339-02002-1
情報理論
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定価

3,300(本体3,000円+税)

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シャノン流の情報理論の解説書。話題の焦点をディジタル通信による情報伝送の信頼性の評価に置いたところにその特徴がある。章,節の適当な選定により初歩的な入門書として使用することもできる。

1. 情報の表現と伝送
 1・1 情報の伝送
 1・2 情報の表現
 1・3 情報伝送の模型
 1・4 情報の量表現
演習問題
2. 情報量
 2・1 確率
 2・2 相互情報量の定義
  2・2・1 相互情報量
  2・2・2 自己情報量
  2・2・3 平均相互情報量と通信エントロピー
 2・3 平均相互情報量とエントロピーの諸性質
 2・4 連続確率空間の情報量
  2・4・1 確率密度関数
  2・4・2 連続空間における相互情報量とエントロピー
演習問題
3. 離散的な情報源の符号化
 3・1 離散的な情報源
 3・2 記憶の無い離散的情報源の符号化
  3・2・1 等長符号による符号化
  3・2・2 可変調符号による符号化
  3・2・3 最適符号
 3・3 記憶のある離散的情報源
  3・3・1 離散的な定常情報源
  3・3・2 Markov情報源の符号化
演習問題
4. 記憶のない離散的通信路と通信符号化定理
 4・1 記憶の無い離散的通信路の通信路容量
  4・1・1 通信路
  4・1・2 記憶の無い離散的通信路
  4・1・3 通信路容量
  4・1・4 通信路符号化定理の逆定理
  4・1・5 通信路容量の求め方
 4・2 通信路符号化と複合誤り
  4・2・1 ブロック符号による符号化と複合
  4・2・2 BSCにおける複合の誤り確率に対する簡単な上界の評価
 4・3 通信路符号化定理
  4・3・1 Chernoff boundによる誤り確率の評価
  4・3・2 ランダム符号化を行なうときの平均誤り確率の上界
  4・3・3 記憶のない離散的通信路に対する符号化定理
 4・4 複合誤り確率の上界の精密化と下界
  4・4・1 ランダム符号化の指数Er(R)の性質
  4・4・2 低伝送速度における誤り確率の上界の改善
  4・4・3 複合の誤り確率の下界
演習問題
5. 伝送誤りの検出と訂正
 5・1 誤りの検出と訂正
 5・2 誤りの訂正可能な基本的な符号
  5・2・1 ハミング符号
  5・2・2 Eliasの反復符号
 5・3 パリティ検査符号
  5・3・1 パリティ検査符号の構成
  5・3・2 パリティ検査符号の複号表
 5・4 パリティ検査符号に対する通信路符号化定理
演習問題
6. 記憶のない連続通信路
 6・1 記憶のない時間不連続な連続通信路
  6・1・1 時間不連続な連続通信路による離散的情報の伝送
  6・1・2 加法的雑音をともなう時間不連続な連続通信路の容量
 6・2 記憶のない時間連続な連続通信路
  6・2・1 標本化定理
  6・2・2 周波数帯域を制限された信号のベクトル表示
  6・2・3 加法的白色ガウス雑音のある帯域制限された通信路の容量
演習問題
付録
A. 凸集合と凸関数
B. Kuhn-Tuckerの定理
C. 確率変数の積率母関数と半不変量
D. (定理)4・12,4・18,4・19)の証明
参考文献
演習問題解答の方針      
 

福村 晃夫(フクムラ アキオ)