電子回路

電子情報通信レクチャーシリーズ C-3

電子回路

電気回路を踏まえたうえで,電子回路がどのような機能を持つか,あるいは回路にどのような機能を持たせるかということを理解する。特に等価回路の扱い方を理解する。本書では,電子回路で扱う「機能」を一通り学ぶことができる。

ジャンル
発行年月日
2010/08/05
判型
B5
ページ数
190ページ
ISBN
978-4-339-01837-0
電子回路
品切
一時的に品切れです。

定価

3,630(本体3,300円+税)

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電気回路を踏まえたうえで,電子回路がどのような機能を持つか,あるいは回路にどのような機能を持たせるかということを理解する。特に等価回路の扱い方を理解する。本書では,電子回路で扱う「機能」を一通り学ぶことができる。

1. 増幅器
1.1 増幅器の入力と出力インピーダンス
1.2 負荷電力最大条件
本章のまとめ
理解度の確認

2. OPアンプ
2.1 理想OPアンプと応用回路
   2.1.1 逆相増幅回路
   2.1.2 正相増幅回路
   2.1.3 電圧ホロワ(ヴォルテージフォロワ)
   2.1.4 積分回路
   2.1.5 正相積分回路
   2.1.6 対数変換回路
2.2 集積化OPアンプの特性
   2.2.1 オフセット
   2.2.2 周波数特性
   2.2.3 スルーレートとパワーバンド幅
   2.2.4 耐圧
   2.2.5 コモンモード除去比(CMRR)
2.3 OPアンプの使い方
本章のまとめ
理解度の確認

3. 電子回路素子
3.1 i形半導体,n形半導体,p形半導体
3.2 pn接合
3.3 バイポーラトランジスタ
   3.3.1 バイポーラトランジスタの構造
   3.3.2 バイポーラトランジスタの動作原理
   3.3.3 バイポーラトランジスタの電気的特性
3.4 MOSトランジスタ
   3.4.1 MOSトランジスタの構造と動作原理
   3.4.2 MOSトランジスタの電気的特性
本章のまとめ
理解度の確認

4. 等価回路
4.1 接合ダイオードのモデルと等価回路
4.2 バイポーラトランジスタのモデルと等価回路
   4.2.1 バイポーラトランジスタの直流等価回路
   4.2.2 高周波小振幅信号等価回路
   4.2.3 低周波小振幅信号等価回路
4.3 MOSトランジスタのモデルと等価回路
   4.3.1 MOSトランジスタのグラジュアルモデル
   4.3.2 MOSトランジスタの小振幅信号等価回路
本章のまとめ
理解度の確認

5. 半導体素子を使うには
5.1 負荷線と動作点
5.2 バイアスの与え方とバイアス回路
   5.2.1 固定バイアス回路
   5.2.2 標準的バイアス回路
   5.2.3 電流源により動作点を固定するバイアス回路
   5.2.4 電流源を実現するための回路
5.3 カレントミラー
   5.3.1 バイポーラトランジスタによるカレントミラー
   5.3.2 カスコード形カレントミラーの出力抵抗
   5.3.3 ウイルソン形カレントミラーの出力抵抗
本章のまとめ
理解度の確認

6. 小振幅信号増幅回路
6.1 CR結合低周波増幅回路
   6.1.1 回路図から動作点を求める
   6.1.2 コンデンサの役割
   6.1.3 小振幅等価回路による解析
   6.1.4 利得の周波数特性
   6.1.5 利得と位相の周波数特性の概形
   6.1.6 アクティブ負荷
6.2 差動増幅回路
6.3 エミッタホロワ回路(ソースホロワ回路)
   6.3.1 入力抵抗
   6.3.2 電圧利得
   6.3.3 出力抵抗の計算
   6.3.4 ブートストラッピングとミラー効果
6.4 小振幅高周波増幅回路
   6.4.1 高周波増幅回路の回路形式
   6.4.2 並列共振回路の性質
   6.4.3 並列共振回路における負荷効果
6.5 LC同調負荷電圧増幅回路の具体例
本章のまとめ
理解度の確認

7. 電力増幅回路
7.1 低周波電力増幅回路
   7.1.1 直列給電A級電力増幅回路
   7.1.2 並列給電A級電力増幅回路
   7.1.3 B級プッシュプル電力増幅回路
   7.1.4 AB級電力増幅回路
   7.1.5 D級電力増幅回路
7.2 高周波電力増幅回路
   7.2.1 整合とは
   7.2.2 高周波電力増幅で扱う信号の性質
   7.2.3 C級電力増幅回路
   7.2.4 高周波直線電力増幅回路
   7.2.5 インピーダンス変換回路(整合回路)
本章のまとめ
理解度の確認

8. 帰還とボード線図
8.1 負帰還とその実例
   8.1.1 負帰還の原理
   8.1.2 負帰還の効果
   8.1.3 負帰還回路の実例1
   8.1.4 負帰還回路の実例2
   8.1.5 出力抵抗の計算
   8.1.6 フィードフォワード
8.2 負帰還の安定性とボード線図
本章のまとめ
理解度の確認

9. 発振回路
9.1 正帰還による発振回路の原理
9.2 LC反結合発振回路
   9.2.1 バルクハウゼンの発振条件
   9.2.2 ハートレー発振回路
   9.2.3 コルピッツ発振回路
   9.2.4 クラップ発振回路
9.3 水晶発振回路
9.4 RC発振回路
   9.4.1 ウィーンブリッジ発振回路
   9.4.2 クオドレイチャ発振回路
   9.4.3 移相発振回路
9.5 フェイズロックトループ(PLL)
本章のまとめ
理解度の確認

10. 電源回路
10.1 整流回路
   10.1.1 ダイオードによる整流
   10.1.2 単相半波整流回路
   10.1.3 単相全波(ブリッジ)整流回路
   10.1.4 二相半波整流回路
   10.1.5 三相半波整流回路
   10.1.6 半波倍電圧整流回路
   10.1.7 全波倍電圧整流回路
   10.1.8 三倍圧整流回路
   10.1.9 単相(二相)半波と全波整流の波形とその解析
10.2 平滑回路
   10.2.1 C入力平滑回路
   10.2.2 L入力平滑回路
10.3 直流安定化電源回路
   10.3.1 電源の安定化
   10.3.2 シリーズレギュレータの動作原理と実例
   10.3.3 低損失シリーズレギュレータ
   10.3.4 スイッチングレギュレータ
本章のまとめ
理解度の確認

索引

関根 慶太郎(セキネ ケイタロウ)