情報ストレージ技術
情報ストレージ技術とは情報を記録し,保存し,利用することに関わる技術である。本書は従来の記録技術に,半導体メモリなどの最新のデバイス技術やストレージネットワーキングも加え,基本原理から実用例まで幅広く解説している。
- 発行年月日
- 2007/03/15
- 判型
- A5 上製
- ページ数
- 216ページ
- ISBN
- 978-4-339-01266-8
- 内容紹介
- 目次
情報ストレージ技術とは情報を記録し,保存し,利用することに関わる技術である。本書は従来の記録技術に,半導体メモリなどの最新のデバイス技術やストレージネットワーキングも加え,基本原理から実用例まで幅広く解説している。
1. 情報ストレージ技術の発展
1.1 情報ストレージの歴史
1.1.1 情報ストレージ関連技術の進歩
1.1.2 映像ストレージ技術
1.1.3 映像信号のディジタル化
1.1.4 ディジタル映像信号圧縮技術
1.2 情報ストレージの要件
2. 情報ストレージ技術の原理と展望
2.1 半導体メモリ技術
2.1.1 半導体メモリの原理
2.1.2 半導体メモリ技術の展望
2.2 磁気記録技術
2.2.1 磁気記録の原理
2.2.2 磁気記録技術の展望
2.3 光記録技術
2.3.1 光記録の原理
2.3.2 光記録技術の展望
3. ディジタル記録の信号処理
3.1 信号処理系の概要
3.1.1 基本構成
3.1.2 符号誤り
3.1.3 記録レートの限界
3.2 記録符号
3.2.1 記録符号の基本パラメータ
3.2.2 符号化率の限界
3.2.3 DCフリー符号
3.2.4 代表的な記録符号
3.2.5 トレリス符号化
3.3 波形等化と信号検出
3.3.1 記録再生系のモデル化と規格化線密度
3.3.2 符号間干渉
3.3.3 ナイキスト条件による再生等化
3.3.4 matched filter限界と量子化帰還等化
3.3.5 パーシャルレスポンス等化とビタビ検出
3.4 誤り訂正・修整
3.4.1 誤り訂正の基本
3.4.2 実用的に重要な誤り訂正符号
3.4.3 バイト単位における誤り訂正処理
3.4.4 符号構成
3.4.5 誤り修整
3.5 映像圧縮符号化
3.5.1 映像圧縮符号化のディジタル記録への適用
3.5.2 映像圧縮符号化の具体的な流れ
3.5.3 ディジタルVTRにおける映像圧縮符号化
3.6 今後の課題
4. 情報ストレージ装置の実際
4.1 情報ストレージ装置の分類
4.2 テープストレージ
4.2.1 テープストレージの位置づけ
4.2.2 データ記録装置
4.3 磁気ディスクストレージ
4.3.1 磁気ディスクストレージの位置づけ
4.3.2 ハードディスク装置
4.3.3 フレキシブル磁気ディスク
4.4 光および光磁気ディスクストレージ
4.4.1 光および光磁気ディスクストレージの位置づけ
4.4.2 CDファミリー
4.4.3 DVDファミリー
4.4.4 次世代大容量光ディスク
4.4.5 光磁気ディスク
4.5 固体メモリストレージ
4.5.1 固体メモリストレージの位置づけ
4.5.2 小形メモリカード
4.5.3 USBメモリとPCカードメモリ
4.6 放送用ストレージシステム
4.6.1 放送用ストレージの位置づけ
4.6.2 ディジタルVTRの概要
4.6.3 放送用・業務用ディジタルVTR(1)――標準テレビ用
4.6.4 放送用・業務用ディジタルVTR(2)――ハイビジョン用
4.6.5 カメラ一体型映像記録装置
4.6.6 ノンリニア編集システム
4.7 家庭用ストレージシステム
4.7.1 家庭用ディジタルVTR
4.7.2 テープ以外の記録媒体を使用するAVストレージ
4.7.3 著作権保護
5. ストレージネットワーキングとストレージの高度化
5.1 ストレージネットワーキングの潮流
5.2 SANとNAS
5.3 ストレージの高度化
5.3.1 記憶空間の共有化
5.3.2 SANファイルシステム
5.3.3 バックアップ,レプリケーションと業務継続
5.3.4 PiTコピー
5.3.5 LFS型ディスクアレイ
5.3.6 異機種間のデータ共有
5.4 ストレージ仮想化
5.4.1 ストレージ仮想化の概要
5.4.2 ストレージ仮想化の分類
5.4.3 ストレージ仮想化の分類(対象)
5.4.4 ストレージ仮想化の分類(場所)
5.4.5 ストレージ仮想化の分類(実装)
5.4.6 ストレージ仮想化の利点
5.4.7 ストレージ仮想化によるプロビジョニング
5.5 固定コンテンツ用記憶
5.6 ILM
5.7 iSCSIとTOE
5.8 SNIA
付録
引用・参考文献
索引