ディジタル画像入力の基礎
画像表示,符号化と並んでシステム全体の性能・品質を決定する重要な要素技術である画像入力技術について,それに関連する信号処理技術をも含め,基礎から応用システムまで幅広く,体系的・総合的に解説している。
- ジャンル
- 発行年月日
- 1998/03/10
- 判型
- A5 上製
- ページ数
- 272ページ
- ISBN
- 978-4-339-00687-2
- 内容紹介
- 目次
画像表示,符号化と並んでシステム全体の性能・品質を決定する重要な要素技術である画像入力技術について,それに関連する信号処理技術をも含め,基礎から応用システムまで幅広く,体系的・総合的に解説している。
1.画像入力技術の基礎
1.1 画像入力技術の概要
1.1.1 画像入力とは
1.1.2 画像入力の形態
1.2 画像入力の歴史
1.3 撮像の基礎
1.3.1 物質の光電効果
1.3.2 画素の概念と標本化
1.3.3 時間・空間分解能と映像信号帯域
1.4.4 画像入力の限界
1.4 カラー再現の原理
1.4.1 色の科学
1.4.2 カラー化技術
1.5 画質の評価
1.5.1 階調特性
1.5.2 解像度特性
1.5.3 画像ノイズ
1.6 光源・撮像光学系
1.6.1 色温度と標準光源
1.6.2 光源の種類
1.6.3 光学系
参考文献
2.画像入力デバイス
2.1 画像入力デバイスの分類
2.1 機能・性能・用途から見た大分類
2.1.2 撮像対象の波長域および照度に適合する光電変換機構と材料
2.1.3 各種画像メディアの特徴と適応センサ
2.2 エリアセンサ
2.2.1 電子管式(真空系)撮像デバイス
2.2.2 固体撮像デバイス
2.2.3 エリアセンサの評価と測定法
2.2.4 今後の課題と展望
2.3 リニアイメージセンサ
2.3.1 基本構造と代表的なリニアイメージセンサの動作原理
2.3.2 デバイス構造、材料設計要素と性能の関係および課題
参考文献
3.画像入力処理
3.1 入力処理の分類
3.2 高画質化処理
3.2.1 雑音低減処理
3.2.2 輝度補正地理
3.2.3 欠陥補正処理
3.2.4 色補正
3.2.5 高精細化処理
3.3 変換処理
3.3.1 A-D変換
3.3.2 D-A変換
3.3.3 規格化
3.3.4 画素数変換
3.3.5 2値化
3.3.6 ディザ法
3.4 高機能化処理
3.4.1 オートフォーカス
3.4.2 オートホワイトバランス
3.4.3 手振れ補正
3.4.4 電子ズーム
3.4.5 被写体抽出
3.4.6 視線一致補正
3.5 画像圧縮処理
3.5.1 入力処理と画像圧縮
3.5.2 画像圧縮の基本技術
3.5.3 画像圧縮の実際
参考文献
4.マシンビジョンと知的処理
4.1 マシンビジョンの基盤技術
4.1.1 3次元画像計測
4.2.2 画像認識
4.2 マシンビジョンの応用例
4.2.1 位置決め
4.2.2 外観検査
4.2.3 文字認識
4.2.4 人物の識別
4.2.5 環境理解
4.3 マシンビジョンの将来技術
4.3.1 センサフュージョン
4.3.2 ビジョンチップ
参考文献
5.画像入力技術の応用
5.1 ファクシミリにおける画像入力技術
5.1.1 ファクシミリ端末の動向
5.1.2 ファクシミリ入力(読取り)技術
4.1.3 フアクシミリに用いられる固体化読取り技術
5.1.4 最近のファクシミリ読取り技術
5.1.5 読取り信号処理技術
5.2 放送における画像入力技術
5.2.1 放送系メディアによる新しいサービス
5.2.2 放送用カメラ
5.3 イメージスキャナにおける画像入力技術
5.3.1 イメージスキャナの分類
5.3.2 イメージスキャナに用いられる読取り素子
5.3.3 色分解方式
5.3.4 周辺技術
5.4 ディジタルカメラにおける画像入力技術
5.4.1 ディジタルカメラの位置づけ
5.4.2 ディジタルカメラの現状
5.4.3 次世代ディジタルカメラの応用分野と課題
5.4.4 次世代ディジタルカメラ実現に向けた研究動向
5.5 特殊カメラ
5.5.1 高速テレビカメラ
5.5.2 ホトンカウンティングカメラ
5.6 各種システムにおける画像入力技術
5.6.1 光画像ファイルー
5.6.2 電子印刷
参考文献
あとがき一次世代画像入力技術の展望一
索引