基礎電気回路(2)

大学講義シリーズ

基礎電気回路(2)

  • 羽鳥 孝三 北大名誉教授 ・北海道工大教授 工博

パルスなどの非正弦波形に早くなじませるなど,電子計算機やパルス通信が発達した今日の情勢にかなったテキストを目指した。また豊富な問題には懇切なヒントと解答を付してある。

ジャンル
発行年月日
1985/04/30
判型
A5 上製
ページ数
292ページ
ISBN
978-4-339-00127-3
基礎電気回路(2)
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パルスなどの非正弦波形に早くなじませるなど,電子計算機やパルス通信が発達した今日の情勢にかなったテキストを目指した。また豊富な問題には懇切なヒントと解答を付してある。

5. 変成器と理想変成器
5.1 相互インダクタンスと変成器
  5.1.1 相互インダクタンスの正負
  5.1.2 結合したコイルの極性と変成器の回路表示
5.2 密結合変成器と理想変成器
  5.2.1 結合係数と密結合変成器
  5.2.2 理想変成器
  5.2.3 理想変成器によるインピーダンスの換算
  5.2.4 密結合変成器と理想変成器との関係
  5.2.5 理想変成器とハイブリッドコイル
  5.2.6 理想変成器を含む回路の方程式
5.3 変成器の等価回路
  5.3.1 変成器のT形等価回路
  5.3.2 理想変成器とインダクタンスとからなる変成器の等価回路
  5.3.3 変成器の入力インピーダンスと実際の変成器
  5.3.4 結合した2個の直列接続コイルの全インダクタンス
  5.3.5 オートトランス
演習問題
6. 回路に関する法則と定理
6.1 重ね合わせの理
6.2 等価電源定理
  6.2.1 等価電圧源定理
  6.2.2 等価電流源定理
  6.2.3 等価電源定理
6.3 補償定理
6.4 テレヘンの定理と可逆定理
  6.4.1 テレヘンの定理と電力保存の法則
  6.4.2 可逆定理
6.5 最大電力供給の法則
  6.5.1 R,Xともに可変の場合
  6.5.2 X/R一定,│Z│可変の場合
6.6 3端子回路の等価とY-△変換
  6.6.1 3端子回路の等価
  6.6.2 Y-△変換(T-π変換)
演習問題
7. 1端子対回路と正実関数
7.1 1端子対回路のイミタンスと正実関数
  7.1.1 ブルーンの定理と正実関数
  7.1.2 正実関数の基本的性質
  7.1.3 正実関数のsの虚軸上の性質
7.2 2種素子回路
  7.2.1 リアクタンス関数とリアクタンス回路
  7.2.2 RC回路とRL回路
演習問題
8. 2端子対回路と伝送回路
8.1 2端子対回路の諸行列
  8.1.1 インピーダンス行列(Z行列)
  8.1.2 アドミタンス行列(Y行列)
  8.1.3 ハイブリッド行列(H行列とG行列)
  8.1.4 縦続行列(F行列とFF行列)
  8.1.5 散乱行列(S行列)
  8.1.6 諸行列の関係
8.2 2端子対回路の接続
  8.2.1 直列接続
  8.2.2 並列接続
  8.2.3 直並列接続と並直列接続
  8.2.4 縦続接続
8.3 対称2端子対回路
  8.3.1 対称チラス回路との等価
  8.3.2 二等分定理
  8.3.3 リーガ回路とヤウマン回路
8.4 入力インピーダンスと反射係数
  8.4.1 入力インピーダンス
  8.4.2 反射係数と有界実関数
  8.4.3 1次関数と円線図
8.5 伝送量と伝送回路
  8.5.1 伝送量とデシベル
  8.5.2 動作パラメータと影像パラメータ
  8.5.3 フィルタ
  8.5.4 減衰器と等化器
演習問題
9. 能動回路と非可逆回路
9.1 従属電源と能動回路
  9.1.1 従属電源
  9.1.2 従属電源を含む能動回路
9.2 負性抵抗と能動回路
9.3 理想ジャイレータと非可逆回路
  9.3.1 理想ジャイレータとその性質
  9.3.2 一方向回路とサーキュレータ
演習問題
10. 伝送線路と分布定数回路
10.1 伝送線路と無損失線路
  10.1.1 電圧波,電流波と伝搬定数,特性インピーダンス
  10.1.2 無ひずみ線路と無ひずみ条件
  10.1.3 無損失線路
10.2 入射波,反射波,定在波とスミス図表
  10.2.1 入射波,反射波と反射係数
  10.2.2 定在波と定在波比
  10.2.3 スミス図表とその使用法
  10.2.4 無損失線路上の定在波とスミス図表
10.3 有限長線路の2端子対回路表示
  10.3.1 入力インピーダンスと2端子対回路表示
  10.3.2 位置角
10.4 分布定数回路理論の基礎
  10.4.1 リチャーズ変数と短絡素子,開放素子
  10.4.2 単位素子とリチャーズの定理
  10.4.3 等価変換と基本回路
  10.4.4 インピーダンス変成器
10.5 無損失線路の過渡現象と伝搬波形
  10.5.1 無損失線路の過渡現象
  10.5.2 無損失線路の伝搬波形
10.6 RC線路の電圧波と電流波
  10.6.1 半無限長RC線路にステップ電圧を加えた場合
  10.6.2 有限長RC線路にステップ電圧を加えた場合
演習問題
11. 多線条線路と多相交流
11.1 多線条線路と多線条回路
  11.1.1 無損失多線条線路と基本モード
  11.1.2 対称無損失多線条線路の基本モードとその変換行列
  11.1.3 対称無損失多線条線路の特性インピーダンスと等価回路表示
  11.1.4 多線条回路の基礎
11.2 多相交流と三相交流回路
  11.2.1 多相交流と三相交流
  11.2.2 対称三相交流回路
  11.2.3 非対称三相交流回路
  11.2.4 対称座標法
演習問題
付録
G. スミス図表
H. 分布定数回路,多線条回路の基本回路とその等価変換
I. 行列と行列の対角化
  I.1 共役転置行列とエルミート行列
  I.2 ユニタリ行列,直交行列とアダマール行列
  I.3 固有値と固有ベクトルおよび行列の対角化
J. 対称無損失多線条線路の行列L,Cの対角化と基本モード
  J.1 行列L,Cの固有値と固有ベクトル
  J.2 行列L,Cの対角化と基本モード
演習問題解答
参考文献
あとがき
索引

羽鳥 孝三(ハトリ コウゾウ)