アナログ集積電子回路

電子情報通信学会 大学シリーズ C-5

アナログ集積電子回路

本書は,アナログ集積回路による線形増幅および非線形信号処理回路の解析および設計法を平易に解説した。特に,手計算と回路シミュレータSpiceによる解析を対比し,物理的な理解を深めるための手計算の重要性と限界を示した。

ジャンル
発行年月日
1994/11/10
判型
A5 上製
ページ数
224ページ
ISBN
978-4-339-00014-6
アナログ集積電子回路
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定価

2,970(本体2,700円+税)

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本書は,アナログ集積回路による線形増幅および非線形信号処理回路の解析および設計法を平易に解説した。特に,手計算と回路シミュレータSpiceによる解析を対比し,物理的な理解を深めるための手計算の重要性と限界を示した。

1. 電子回路解析の基礎となる諸法則
1.1 インピーダンスとアドミタンス
1.2 電圧源と電流源
1.3 制御電源
1.4 回路解析の諸法則
  1.4.1 キルヒホッフの法則
  1.4.2 重ね合わせの理
  1.4.3 テブナンの定理とノートンの定理
  1.4.4 閉路方程式と節点方程式
  1.4.5 回路方程式の解法
  1.4.6 可逆定理
  1.4.7 双対の理
  1.4.8 2等分定理
1.5 2端子対パラメータ
1.6 RC回路の取り扱い
  1.6.1 1次ローパス特性
  1.6.2 1次ハイパス特性
  1.6.3 任意のRC伝送特性の実現
演習問題
2. ダイオードとトランジスタ
2.1 半導体
  2.1.1 真性半導体と不純物半導体
  2.1.2 半導体中の電気伝導
2.2 pn接合ダイオード
  2.2.1 pn接合の整流作用
  2.2.2 pn接合の整流特性
  2.2.3 ダイオードの高周波特性
2.3 バイポーラトランジスタ
  2.3.1 バイポーラトランジスタの動作原理
  2.3.2 バイポーラトランジスタの直流モデルと静特性
  2.3.3 バイポーラトランジスタの低周波線形モデル
  2.3.4 バイポーラトランジスタの高周波線形モデル
  2.3.5 バイポーラトランジスタの飽和特性と等価回路
  2.3.6 モノリシックIC上のバ 大振幅直流伝送特性
  3.4.3 差動─シングルエンド変換
3.5 電力増幅
  3.5.1 抵抗負荷A級電力増幅
  3.5.2 A級プッシュプル増幅
  3.5.3 B級プッシュプル増幅
演習問題
4. 負帰還の原理と特徴
4.1 正帰還と負帰還
4.2 負帰還の特徴
  4.2.1 利得の安定化
  4.2.2 雑音とひずみの圧縮
  4.2.3 負帰還による増幅器の入出力インピーダンスの制御
4.3 負帰還の具体的な回路
4.4 負帰還増幅器の安定性
演習問題
5. IC演算増幅器
5.1 演算増幅器の標準仕様
5.2 IC演算増幅器の回路と特性解析
  5.2.1 μA741の回路と外部仕様
  5.2.2 741の直流動作点の解析
  5.2.3 線形モデルによる低周波特性の計算
  5.2.4 演算増幅器の高周波特性
5.3 741のSpiceシミュレーション
  5.3.1 直流伝送特性
  5.3.2 周波数特性
5.4 第2世代の演算増幅器
演習問題
6. 演算増幅器の応用回路
6.1 演算増幅器を用いる標準形式
6.2 直流増幅特性
6.3 線形演算回路
  6.3.1 基本演算回路
  6.3.2 加減算回路
6.4 非線形演算回路
  6.4.1 整流回路
  6.4.2 対数─指数変換器
  6.4.3 折れ線特性回路
演習問題
7. アナログ非線形回路
7.1 アナログ乗算器
  7.1.1 差動増幅器の乗算特性
  7.1.2 ギルバート乗算器
  7.1.3 大振幅アナログ乗算器
  7.1.4 アナログ乗算器の応用
7.2 正弦波発振回路
  7.2.1 ウィーンブリッジ形発振回路
  7.2.2 LC発振回路
  7.2.3 水晶発振回路
演習問題
演習問題解答
索引

柳沢 健(ヤナギサワ タケシ)