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基礎力がつくPythonプログラミング入門

基礎力がつくPythonプログラミング入門

豊富な例題と実践的なコードを通し,Pythonの基本からオブジェクト指向までを体系的に学べる入門書。「文法・機能解説」「コード例提示」「例題」の3ステップで,初学者でも理解を積み重ねながら実践に進めるようまとめた。

発行年月日
2026/03/18
定価
3,740(本体3,400円+税)
ISBN
978-4-339-02956-7
在庫あり

レビュー,書籍紹介・書評掲載情報

読者モニターレビュー【 miya 様(業界・専門分野:情報系)】

掲載日:2026/05/07

プログラミングを学ぼうとすると、初学者が最初につまづくのが実は実行環境を用意することである。

Pythonは本書で取り上げられているJupyterLab以外にも、GoogleのColaboratoryにも対応しているのでその点をまず評価したい(私の勤務校は、セキュリティ上の都合で学内ネットワークからJupyterLabのインストールができなかったのでColaboratoryを使用している)。

本書には他の本ではあまり詳しく触れらていない部分がしっかり記載されている。
例えば「第3章 式と演算」「式の評価」である。Pythonを使ってなにかしら長い数式をそのまま実装すると、正しく計算してくれないケースがある。これは計算式がどのような順番で評価されて計算していくのかを把握していないと「一見正しそうに見えるプログラム上の計算式」だけど「間違った結果」が出力される。
この手のミスを減らすためには、適切にかっこをつけて計算式をプログラミングするのが基本テクニック(あとでプログラムを読む認知負荷を減らすための基本的な作戦)であるが、比較的省略して書けてしまうPythonではこの式の評価の知識は必須である。

また「第7章 関数を作る」の複数の図のように、プログラムの内部の構造が図解されているのもありがたい。オブジェクト指向の知識がなくても別にプログラムは作れるが、裏の仕組みを知っているのと知らないでは怪しいな挙動が出たときの知識の差が解決するかどうかにつながっていくことが多い。

最終章のCSV・JSONの扱いが小さいながらも大事である。WebAPIやオープンデータを使うとCSVやJSON形式のデータを取ることができる。このデータ形式を扱いやすいのがライブラリの充実しているPythonであるが、「なんのデータを」「なんのために」「どう使いたい」のかは常に意識してもらいたい。

個人的にはプログラミングの書籍を見るときに、「文法がまずしっかり書かれているか」を重視するようにしている。Pythonのプログラムが書けなくても生成AIを使うと簡単に作れてしまう時代になったが、文法を理解していると生成されたコードがどのような動きをするか(怪しい動きをするか)がわかる。その意味でも本書はサンプルコード・練習問題の多さも含めて大変よく練られたものである。

読者モニターレビュー【 ぼっちまん 様(業界・専門分野:情報学)】

掲載日:2026/04/01

本書は、Pythonの基礎知識とJupyterLabの基本操作を身につけたいと考えている読者に、広くお薦めできる一冊である。

特徴的なのは、記述したプログラムの背景に数学だけではなく、化学の話も盛り込まれている点だ。これにより、実践的に知識を習得できると感じた。また、章末問題も非常に充実しており、大学の講義の延長として自主学習を進める際の教材としても大いに役立つ内容となっている。

さらに、初学者が触れることが少ない例外処理やエラー処理に関する章が独立して設けられており、非常に参考になった。豊富な具体例に基づいたエラーへの対応策が丁寧に解説されており、実際のプログラミングにおいて実用性が高い構成となっている。

読者モニターレビュー 【ももか 様(業界・専門分野:電気(エネルギー)、通信】

掲載日:2026/03/23

近年、社会のあらゆる分野において、データテクノロジーを活用し新たな価値を創出するおける「デジタルトランスフォーメーション(DX)」化が急速に進んでいる。DXを推進する上で最も有力なプログラミング言語としてはPythonが注目されおり、大学授業においても理工系の他、文系においても必須化する大学が多くなりつつある。

私の本業はソフトウェア関係とはかけ離れており、ソフト知識は趣味でのマイコン工作程度(PICマイコン)程度のレベルであるが、今回、初めてPythonに挑戦してみた

Pythonはフリーソフト(完全無料)として公開されているため、本書に記載された手順でダウンロード・インストールし、本書のプログラム例を基にキーボードより手入力することによりPythonからの応答を確認することができる。

本書においては、「式(演算、基本要素)、プログラム実行、基本的な組み込み」等の初歩から丁寧に記述されているため、全章のプログラム例を実行してみたところ、Python機能の概要が把握でき、「プログラムが動くしくみ」についても理解することができた。

著者の富永先生は、以前は大学教員をされており、「書籍化前に本書内容に沿った授業を行い、学生からの意見を取り入れて更なる充実を図った。」とのことであり、これも分かりやすさの一因である。

また、著者や出版社のご厚意により、コロナ社ホームページ上において「補足情報」が掲載されており、本書に掲載されている「入出力に使っているテキストファイル」や、「CSVファイル」もダウンロード可能なため、途中からは同プログラムを活用させていただき、効率的に学習(手入力時間の削減)することができた。

今後は、本書の続編(工学系における各種の応用事例等)の刊行を期待したい。

読者モニターレビュー【 ビクトール 様(業界・専門分野:機械工学)】

掲載日:2026/03/23

多くの初学者にとってプログラミングを始める上で最初のハードルとなる、実行の環境構築に関して詳しく説明されている点が、初学者にとって親切であり勉強を始めやすい工夫がなされていて好感を持てる。PythonのみならずC言語を始めとした他言語でも重要になってくる、データ型の概念を2章に渡って詳しく説明されている点も良い。Pythonを新たに始めたい人はもちろん、プログラミングそのものをこれから始める人にとっても学びやすい良書である。

読者モニターレビュー【 メカメカ 様(業界・専門分野:機械工学)】

掲載日:2026/03/23

本書はPythonを使いながら、その機能を学んでいくタイプの学生向け授業を念頭においた演習書です。全くの初心者でもPythonプログラミングの全体を学習できる良書であり、独習にも適しています。

最初に環境設定(Windows, Mac, Linux)が詳細に紹介されています。また。PCに自分の権限でインストールできない人ならWebサービスのGoogle Colaboratoryを使って勉強することもできます。

「基礎力がつく」のタイトル通り、式の立て方や変数の型の扱い方から、条件分岐や繰り返し処理、関数やモジュール処理、各種ファイル処理などを一歩一歩着実に学ぶことができます。また、一般に難しくて挫折しやすいとされている辞書型、例外処理、オブジェクト指向、も丁寧に説明されています。特にわかりにくいと思われる箇所には「実行イメージ」の図解が挿入されており、理解を大いに手助けしてくれています。

また、Web上の補足情報のページに、Pythonプログラム、プログラムで使うデータ、および、章末問題解答が掲載されているので、打ち間違いなどに煩わされずに効率よく学習することができます。