レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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原子レベルの動的挙動をシミュレーションにより観察する「分子動力学法」。本書では固体材料に対象を絞り,それらの機械的特性評価のために同手法の基礎理論から解説する。さらに,同手法のプログラミング演習を初歩の段階から掲載。
- 発行年月日
- 2025/12/12
- 定価
- 3,080円(本体2,800円+税)
- ISBN
- 978-4-339-04699-1
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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読者モニターレビュー【 たーぼー 様(業界・専門分野:自動車部品業界・物性物理学,プラズマ物理学)】
掲載日:2026/03/26
企業での材料開発および産学連携研究の経験から,本書は固体材料の強度・破壊機構を原子論的に理解するための実践的リファレンスとして極めて有用である。分子動力学(MD)法の数理的基盤,原子ポテンシャルの選択指針、境界条件や時間積分法など計算設定の要点が体系的に整理され,初学者にも段階的に理解しやすい構成となっている。また,ポテンシャルの適用限界,計算コストと精度のバランス,マルチスケール連成への展開可能性など,産業応用を意識した視点が盛り込まれており,MDが設計指針の高度化や試作削減に寄与し得ることを明確に示している。総じて,本書は研究者・技術者双方にとって,原子スケールの理解を材料開発へ結びつけるための信頼性の高い入門書である。
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読者モニターレビュー【 べっちぃー 様(業界・専門分野:半導体工学)】
掲載日:2026/02/16
金属や半導体を含む多様な固体材料を対象に、分子動力学法(MD)を基礎から応用まで体系的に解説しており、大学の入門教材としても社会人のリスキリング教材としても適している。
特に、半導体結晶材料の強度評価や欠陥・破壊挙動の捉え方など、実務の課題に直結しやすい観点で整理されている点が有用である。
さらに、Pythonを用いたシミュレーション例が掲載されているため、理論理解に留まらず手を動かしながら学習を進められ、再現性の高い学びにつながる。
加えて、量子力学と併せて学ぶことで、原子間相互作用や材料物性の背景理解が深まり、より立体的に内容を吸収できると考える。








