レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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土木・環境系コアテキストシリーズ B-3
設計の基本的考え方が身につくことを目的に,許容応力度設計法,終局強度設計法に加え,限界状態設計法についても解説した。改訂にあたっては,2022年の土木学会コンクリート標準示方書(設計編),鋼材のJIS改正に対応した。
- 発行年月日
- 2025/03/25
- 定価
- 3,410円(本体3,100円+税)
- ISBN
- 978-4-339-05617-4
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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読者モニターレビュー【 杉浦 大 様(業界・専門分野:医薬)】
掲載日:2026/03/23
本書は、コンクリート構造の基礎から設計実務で必要となる考え方までを、幅広く見渡せる総合的な参考書です。材料や構造の基本にはじまり、設計法の考え方、曲げ・軸圧縮・せん断・ねじりといった各種作用への対応、使用性や疲労、さらにはPCや耐震設計まで、全体像をつかむための「学習の地図」として役立ちました。
一方で内容はしっかりしている分、初学者にとっては少し情報量が多く説明も難しく感じられるかもしれません。基礎的な用語や考え方をやさしく解説した入門書とあわせて読むことで、各章の内容がより理解しやすくなり、学習がスムーズに進むと感じました。
限界状態設計法については独立した章で触れられていますが、詳細な理論展開というよりは概要説明が中心でした。ただ、国内ではこの設計法をまとめて学べる資料が多くないため、学習の入り口としては貴重な存在だと思います。
また、海外では限界状態設計法が一般的であるのに対し、日本では独自の法規や運用のもとで安全性が確保されてきた背景があります。そうした違いを意識しながら読むと、他の設計法との比較も含めて、本書の良さがより実感できます。
気になった点としては、一部で本文の説明より先に演習問題が出てくる箇所があり、流れが少し途切れる印象を受けました。説明、演習という順序で統一されていれば、さらに読みやすくなったのではないかと思います。
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読者モニターレビュー【土僕 様(業界・専門分野:地盤工学)】
掲載日:2025/04/03
本書は、コンクリート構造に関する基礎から応用までを体系的に学ぶことができ、初めてコンクリート構造学を学ぶ学生や、社会人の学び直しに有用な一冊と言える。
大きな特徴は、わかりやすい解説によりコンクリート構造の知識を学べる点と、コンクリート標準示方書に基づいた設計に関する解説が豊富である点である。
構造に関する知識については、コンクリートや鉄筋の材料特性から各種耐力計算まで詳細な解説がついた演習問題を通して学ぶことができる。耐力計算の章では、始めに構造力学の解説がついており、読者が無理なくコンクリートの耐力計算に取り組めるよう工夫されている。
設計については、許容応力度設計法や限界状態設計法などが詳細に取り上げられ、要求性能や照査指標、作用については表形式分かりやすくまとめられている。そのため、実務において各種設計指針を読む際の橋渡しの役割を果たすことが期待できる。








