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コンクリート構造学 (改訂版)

土木・環境系コアテキストシリーズ B-3

コンクリート構造学 (改訂版)

設計の基本的考え方が身につくことを目的に,許容応力度設計法,終局強度設計法に加え,限界状態設計法についても解説した。改訂にあたっては,2022年の土木学会コンクリート標準示方書(設計編),鋼材のJIS改正に対応した。

発行年月日
2025/03/25
定価
3,410(本体3,100円+税)
ISBN
978-4-339-05617-4
在庫あり

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読者モニターレビュー【土僕 様(業界・専門分野:地盤工学)】

掲載日:2025/04/03

本書は、コンクリート構造に関する基礎から応用までを体系的に学ぶことができ、初めてコンクリート構造学を学ぶ学生や、社会人の学び直しに有用な一冊と言える。
大きな特徴は、わかりやすい解説によりコンクリート構造の知識を学べる点と、コンクリート標準示方書に基づいた設計に関する解説が豊富である点である。
構造に関する知識については、コンクリートや鉄筋の材料特性から各種耐力計算まで詳細な解説がついた演習問題を通して学ぶことができる。耐力計算の章では、始めに構造力学の解説がついており、読者が無理なくコンクリートの耐力計算に取り組めるよう工夫されている。
設計については、許容応力度設計法や限界状態設計法などが詳細に取り上げられ、要求性能や照査指標、作用については表形式分かりやすくまとめられている。そのため、実務において各種設計指針を読む際の橋渡しの役割を果たすことが期待できる。