レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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血液のヘモグロビンのような哺乳類の酵素や金属タンパク質などの活性中心である金属ポルフィリン錯体に焦点を当て,関連する生物無機化学,バイオミメティックケミストリー,そしてバイオインスパイアード材料についてまとめた。
- 発行年月日
- 2022/11/18
- 定価
- 3,190円(本体2,900円+税)
- ISBN
- 978-4-339-06663-0
在庫あり
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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読者モニターレビュー【 ななな 様(ご専門:化学・有機合成 )】
掲載日:2022/11/17
今回この本を読み、金属ポルフィリンはさまざまなバイオインスパイアード材料に応用されている化合物であることがよく分かり、金属ポルフィリンの将来性がとても楽しみになりました。特に、金属ポルフィリンを用いることによる活性酸素の検出は、体内の活性酸素の量を定量的に測定できることから、活性酸素が一因となる病気に対する治療には非常に実用的で、とても魅力的なセンサーであり、また、金属ポルフィリンと活性酸素を用いることで抗がん剤にも応用できることから、その機能性の高さにとても感銘を受けました。
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読者モニターレビュー【 まい 様(ご専門:化学系 )】
掲載日:2022/11/04
本書は酵素や金属タンパク質などの活性中心である金属ポルフィリン錯体とバイオミメティクスケミストリーとバイオインスパイアード材料について詳細に記されており、深い理解を得られました。特に身体検査や健康診断などの1項目の方法として生体内でかつその場で活性酸素の検出が可能な測定手段である活性酸素センサー法を取り入れることができれば容易に健康状態の確認ができるため、病気の早期発見に貢献できる有意義な方法であると感じました。