レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
-
-
電子情報通信レクチャーシリーズ B-7
コンピュータプログラミング - Pythonでアルゴリズムを実装しながら問題解決を行う -
プログラミングは貴重なアイディアを実現するための強力な武器である。本書ではPythonという人工知能用言語を用い,問題解決を通してその背景にある専門知識も同時に身に付けながらプログラミングの基礎を習得していく。
- 発行年月日
- 2022/04/28
- 定価
- 3,630円(本体3,300円+税)
- ISBN
- 978-4-339-01822-6
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
-
「電子情報通信学会誌」106巻,1号,2023/1/1,75頁,copyright(c)2023 IEICE
掲載日:2023/01/16
-
読者モニターレビュー【 理系大学生 様(ご専門:化学)】
掲載日:2022/04/18
本書はPythonの初心者を対象にどのようにしてPythonでプログラミングを行うかについて解説した書籍である.
前半では関数の定義,条件分岐,繰り返しなどについて多くの例題をもとに解説されている.
後半ではアルゴリズムを設計する方法と例題が述べられている.
本書では紙面上に実行コードと出力結果のいずれも記載されている.
また,WebページからJupyterNotebook形式で章末問題の解答をダウンロードすることができ独学で学ぶ方にとっても優しい書籍であると感じた.
したがって,基礎的な文法を学んだ上で次の段階に進みたいと思ったときに使用する書籍であると感じた.
本書の内容を理解するとPython初心者がPythonを利用した問題解決の指針を行うために必要な初歩的な知識を得ることができるのではないか.
-
読者モニターレビュー【 ボルテージ 様(ご専門:制御工学,制御理論,ロボット工学)】
掲載日:2022/04/14
著者が明記している通り,本書はプログラミング言語pythonの文法書ではなく,
pythonでアルゴリズムをどのように実装し,問題解決を行うかについて解説した専門書である.
一方で,実際に流し読みすると,数十年前のプログラミング言語の文法書を彷彿とさせる構成になっている.
本書を購入する場合は,そのあたりを吟味していただきたい.
本書を読んだだけで,アルゴリズムを理解することは難しいと思う.教科書内に記載しているプログラムを実際に実装して,
その実行結果と教科書の解説とを照らし合わせると,理解も深くなるだろう.
また,インタプリタ型プログラミング言語の恩恵もある程度,享受できる.
アルゴリズムを図で理解させるような工夫が一部なされているが,すべてのアルゴリズムに対して,図的な説明があると,読者の理解が進むのではないかと思う.
-
読者モニターレビュー【 miya 様(ご専門:プログラミング教育)】
掲載日:2022/04/12
プログラミングを学ぶとき、必ずぶつかる壁があります。
初心者向けの本で文法を学んだあと、「次はどこに進めばいいのか」という点です。
学生からは
・文法はどうにか覚えたけど、プログラムが書けるようになった実感が少ない
との声がよく聞かれます。
アルゴリズムと文法が別物と思ってしまう学生も多く、「問題解決をするためにプログラムを作る」ことが学べるこのような本が本当に必要とされていています。