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無線通信物理層技術へのアプローチ

無線通信物理層技術へのアプローチ

物理層技術の理論や思想を解説した後,ディジタル移動通信の物理層技術の中でもその中心的な問題であるマルチパスフェージングによるディジタル信号の伝送誤りについて,発生のメカニズムとビット誤り率の推定に焦点を当てて解説。

発行年月日
2021/08/30
定価
5,500(本体5,000円+税)
ISBN
978-4-339-00949-1
在庫あり

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「電子情報通信学会誌」105巻,4号,2022/8/1,352頁,copyright(c)2021 IEICE

「電子情報通信学会誌」105巻,4号,2022/8/1,352頁,copyright(c)2021 IEICE

掲載日:2022/09/02

読者モニターレビュー【小又 志郎 様(放送大学非常勤講師/ご専門:物理学)】

掲載日:2021/08/16

電磁気学の基礎から説き起こし、携帯電話などの基礎を支える無線通信技術の諸側面が要領良く記述されている。単に結果だけを述べるのではなく、背景の説明や数学的導出も丁寧である。確率論や統計学、ランダム行列、ヒルベルト変換などの数学についても、無線伝送路の特性を解析するために必要な範囲で基本から解説されている。「超幾何関数と友達になろう」などの興味深いコラム「ティータイム」が所々に挿入されているのも良い。