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自動運転

モビリティイノベーションシリーズ 5

自動運転

カメラやセンサなどによる周辺環境や運転者の状況認識,それらをもとにした走行軌道の計画,計画に対して正確に走行するための制御という,自動運転の実現に必要な技術的要素だけでなく,それに伴う法制度についても解説した。

発行年月日
2021/01/25
定価
5,280(本体4,800円+税)
ISBN
978-4-339-02775-4
在庫あり

レビュー,書籍紹介・書評掲載情報

「高速道路と自動車」2021年5月号(公益社団法人高速道路調査会)

「高速道路と自動車」2021年5月号(公益社団法人高速道路調査会)

掲載日:2021/05/25

「読売新聞」夕刊READ&LEAD(2021年4月20日)

掲載日:2021/04/20

「土木学会誌」2021年4月号

掲載日:2021/04/06

読者モニターレビュー【ari23様(専門:信号処理,機械学習など;業務内容:研究開発)】

掲載日:2021/01/18

本書は自動運転の技術だけでなく,法制度やビジネスモデルなど内容は多岐に渡り,非常に読み応えがある。

取り上げる技術は,センシングや認識,制御などの主要技術だけでなく,従来とは異なる「自動運転ならでは求められるHMI」にも焦点を当てている。

なお,技術的内容といっても,自動運転の素養がある者であれば十分理解できるレベルである。

オムニバス形式の講義を聞くイメージに近く,たとえば自動運転をテーマに持つ大学の研究室の輪講や,企業の勉強会の題材に最適である。

また,初版発行年が2021年に対し,引用文献で最も新しいものは2020年であり,本書は最新の技術に基づいてまとめていることがわかる。

エンジニアでなくても自動運転に少しでも関わる人であれば,まず初めに読むことをオススメしたい書籍の1つである。
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より詳しいレビューをari23様のブログにご掲載いただきました。
下記URL先にてご覧いただけます。
https://ari23.hatenablog.com/entry/automated-driving-coronasha

読者モニターレビュー【wat様(所属:自動車業界,業務内容:CAEシミュレーション)】

掲載日:2021/01/18

本書は自動運転の歴史から始まり,実現のためのセンサや認識技術,制御モデル,実装,法制度に至るまで最新情報が網羅的に書かれています。

必要に応じて式が使われ,関連技術をこれから深く学ぶ読者には入門書として最適だと思います。

近年100年に1度の変革期を迎えている自動車業界ですが,本書は最新のディープラーニングの技術が全体のどこで使われるのかも学べ,自動車業界以外のエンジニアにもオススメできる内容でした。

読者モニターレビュー【カマキリ様(所属;自動車安全部品(製造業))】

掲載日:2021/01/18

本書では,自動運転技術の歴史でもある「センサー,カメラ,道路整備,法的整備,衝突安全,人と車の付き合い方」について順を追って解説している。

自動運転を考えたとき,安全な運転には「認知,判断,操作」を正しく行う必要がありこれらを全て機械に任せることになる。
認知には「センサー,カメラなどで物体の位置情報や走行環境」を,判断には「どのように判断をモデル化するか」かが現状の課題であり詳しく書かれている。

さらに,自動運転は法的整備と安全性の担保も必要になる。
例えば衝突事故のほとんどが運転手の判断ミスであり,この場合カーメーカーの責任が問われることはない。
自動運転では責任の所在が変わる。
また,安全面では乗っている人の姿勢が変わるためエアバッグとシートベルトという安全装置も変わる。
安全装置が変わるということは衝突安全の法律やNCAPも変わる。

自動運転は着実に進歩している技術であり人と車の付き合い方が今後も変わってくる。
車社会の現代において,自動車関係に携わる全ての人に読んでいただきたい一冊。
そのような人にとって今後の自分の仕事がどのように変わってくるかというヒントにもなる書籍だと感じた。