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SNIPによるRTK基準局開設・運用入門 - Raspberry PiでICT土木/ICT農業システムの開発に挑戦 -

SNIPによるRTK基準局開設・運用入門 - Raspberry PiでICT土木/ICT農業システムの開発に挑戦 -

本書はSNIPによる独自のRTK基準局の開設により,読者が気軽に1周波数GNSS受信機を利用し,実務として運用することを目的としている。また実際の運用例として,測量や農業分野での利用についても詳しく紹介している。

発行年月日
2019/12/05
定価
2,530(本体2,300円+税)
ISBN
978-4-339-00929-3
在庫あり

レビュー,書籍紹介・書評掲載情報

amazonレビュー 978-4-339-00929-3 SNIPによるRTK基準局開設・運用入門

掲載日:2020/11/10

日刊工業新聞 技術科学図書(2020年3月26日)

掲載日:2020/03/26

読者モニタレビュー【M.K.様(大学院生,航空宇宙システム制御専攻)】

掲載日:2020/01/06

この本は,安価なPCである Raspberry Pi と, SNIP というフリーソフトを用いて,数万円程度の低コストで高精度測位を実現できる RTK-GPS 環境を構築し,実際のシステムを運用することを目的とする内容になっています。

具体的には,測位の原理などは数式の無い簡単な説明で終わり,メインの内容は環境構築・基準局へのアクセス・稼働方法を豊富な画像で説明する部分に絞られています。例えるなら,現場ですぐに利用するためのクイックスタートガイドのように感じました。

私は以前に海外製の RTK-GPS を運用する機会があった程度の経験しかありませんでした。その際,機械科では触れる機会が無い用語や運用手順等を,日本語の情報がない中で調べることに非常に苦労していました。

この本では,必要な機材・環境・稼働方法など,私が当時苦労して探していた運用のための情報が非常にコンパクトにまとまっているので,原理など難解な部分はさておき運用を始めたい方に勧められる本であると思います。