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FDTD法による電磁界およびアンテナ解析

FDTD法による電磁界およびアンテナ解析

本書は,電磁界解析やアンテナ解析のためのFDTD法のプログラムが自由に組めるようになることを目的とし,初歩的なものから,電磁界の散乱解析,アンテナ解析への応用,回路とアンテナとの結合問題などについて述べている。

発行年月日
1998/03/20
定価
4,070(本体3,700円+税)
ISBN
978-4-339-00689-6
在庫僅少

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amazonレビュー 978-4-339-00689-6 FDTD法による電磁界およびアンテナ解析

掲載日:2019/10/01

【FDTD法について書かれた和書の中では、最も丁寧に解説している書籍】(大学院生)

掲載日:2011/06/15

◎FDTD法について書かれた和書の中では、最も丁寧に解説している書籍ではないかと思います。プログラム例はFortranで書かれていますがそれほど難しくはなく、C言語しか扱ったことのなかった私でも、解説をしっかり読み込んでいけば理解していくことは出来ました(ただし吸収境界条件は難しい)。また、ところどころでFDTD法とモーメント法の比較が出ていますが、モーメント法に関することは基本概念であっても書かれてはいません。欲を言えば、かなりざっくりとしたものでも良いので、モーメント法の基本的な概念や優位性、FDTD法と比べた欠点などが述べられていると、更にFDTD法の特徴が掴みやすくなるのではないかと思います。

【FDTD法の入門書としては最適】(大学院生)

掲載日:2011/06/15

◎本書はFDTD法の入門書としては最適である。必要な知識はマクスウェルの方程式や電磁気学などが挙げられるが、必要に応じてそれらの方程式を記述しているのでそれほど苦にならなかった。また、PML吸収境界条件が丁寧にかかれているためプログラムにこれを採用したくなった。これらのプログラム作成にあたり、しばしばプログラムのコード(FORTRAN77)を記述しているため、本書で得た知識を十分に理解できているのかを確認するのにも大いに役に立った。本書の内容には十分満足しているが、不満があるとすれば、特性を示す図を作成した際のプログラムのコードをもう少し記述してもらえると助かった点くらいである。