レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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電子情報通信レクチャーシリーズ D-8
暗号通信に革命をもたらすと同時に,情報化社会が直面する困難な諸問題に対し有効な解決手段を与えようとしている現代暗号理論について,基本的な考え方から高度な内容まで,平易に解説する。
- 発行年月日
- 2004/03/31
- 定価
- 3,410円(本体3,100円+税)
- ISBN
- 978-4-339-01868-4
在庫あり
レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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(・∀・)キムティ♪ 様
掲載日:2015/07/08
現代の暗号技術が、解読が困難であり、その安全性をどのようにして証明しているのか?このような素朴な疑問に対して、「暗号技術の証明可能安全性」という観点から、東京工業大学及び筑波大学における講義の経験を踏まえて、大学の学部や院生向けの教科書として執筆、出版されたのが本書である。
他の書籍とは異なり、数学の解説はわずかであり、初等整数論を理解していることが前提条件となっている。ゼロ知識証明についても、章が割かれていることは、特筆すべきことであると感じた。
ゼロ知識証明を、本書よりもさらに詳細に解説している手元の書籍は、「暗号理論の基礎(共立出版)、ISBN:4-320-02820-1」である。