
Excelで学ぶ組込みシステム要素技術
組込み系で必要となる代表的要素技術を抽出・網羅し,それらをExcel により実際の動作として理解できる内容となっている。また、Excel による事例ソフトウェアを,電子情報通信学会ホームページにて公開している。
- 発行年月日
- 2012/03/25
- 判型
- B5
- ページ数
- 168ページ
- ISBN
- 978-4-88552-262-8
- 内容紹介
- 目次
組込み系で必要となる代表的要素技術を抽出・網羅し,それらをExcel により実際の動作として理解できる内容となっている。また、Excel による事例ソフトウェアを,電子情報通信学会ホームページにて公開している。
1 Excel の基本操作
1.1 Excel における相対アドレスとフィル操作
1.2 Excel での変数感度解析(スクロールバー操作)
1.3 Excel でのグラフ作成(3D,パラメータ感度が直視)
1.4 再計算操作
1.5 確率過程
2 様々なシステムの振舞いを扱う
2.1 システムを状態とそのつながりで捉える(事の連続性,すごろく)
2.2 状態;システムの今を表すもの
2.3 状態の遷移表現法(微分方程式とその差分表現)
2.4 非線形,時変形,確率過程(状態遷移ルール表,複数ルール表の確率的選択)
3 制御基礎(一次制御系)
3.1 追従するということと追従誤差の扱い
3.2 ステップ応答
3.2.1 2 値制御
3.2.2 一定比率制御
3.2.3 定常誤差特性
3.3 ランプ応答;定速度で遠ざかるターゲットへの応答
3.4 制御遅延の影響
4 高次制御系
4.1 追従性能改善と高次制御系の必要性
4.2 二次系の一般的解釈
4.3 加速度物体応答特性
5 最適制御
5.1 慣性系の最短時間制御
5.2 振動系制御に対する最適適応制御
6 位相同期(PLL)
6.1 位相同期の概念
6.2 位相差検出
6.3 位相同期装置の解析モデル化
6.4 位相差追従のモデル化
6.5 高次の位相同期
6.6 周波数ドップラーへの対応
7 直交原理に基づく第二の制御系
7.1 追従とパラメータ推定の違い
7.2 直交原理
7.3 直交原理に従った第二の制御方法
7.4 重要応用例
8 マルコフ過程の定常解;Google Page Rank
8.1 マルコフ過程
8.2 状態遷移確率行列の自動生成
8.3 マルコフ過程の定常解
9 直交変換
9.1 直交変換とは
9.2 アダマール変換
9.3 DCT(Discrete Cosine Transform)
10 暗 号 化
10.1 暗号の分類
10.2 公開鍵暗号化
10.3 電子署名への応用
11 複 雑 系
11.1 非線形方程式の魅力
11.2 セルオートマトン
11.3 二次元セルオートマトン
12 電話網設計
12.1 電話交換網の基本設計論
12.2 交換システムの実際
13 ランダムアクセス
13.1 ALOHA システム
13.2 Slotted ALOHA 方式
14 誤り制御
15 変復調方式
15.1 DS/SS 方式
15.2 キャリヤ同期
15.3 OFDM
16 サンプル値系の折返し雑音
17 回路解析
17.1 回路網のグラフ理論的解析
17.2 回路網の状態変数解析への展開
18 ラプラス多項式の時間解
付録Excel 演習の説明
索 引