会議・プレゼンテーションのバリアフリー - “だれでも参加”を目指す実践マニュアル -
障害のある人が学会や研究会に参加する場合に,点字や手話などその人たちが使える方法で多くの情報を提供する情報保障が必要となる。本書はいろいろな場で情報保障を進められるように学会で作成したガイドラインをもとにまとめた。
- 発行年月日
- 2010/04/20
- 判型
- A5
- ページ数
- 216ページ
- ISBN
- 978-4-88552-242-0
- 内容紹介
- 目次
障害のある人が学会や研究会に参加する場合に,点字や手話などその人たちが使える方法で多くの情報を提供する情報保障が必要となる。本書はいろいろな場で情報保障を進められるように学会で作成したガイドラインをもとにまとめた。
刊行のことば
序文
<電子情報通信学会の情報保障ワーキンググループ活動経過>
1. 障害の概要と本書の読み進め方
1.1 障害の概要
1.1.1 障害の種類・分類と障害のある人の数
1.1.2 視覚障害
1.1.3 聴覚障害
1.1.4 肢体不自由
1.1.5 発達障害
1.2 情報保障とアクセス確保の必要性
1.2.1 情報保障,アクセス確保とは
1.2.2 なぜ情報保障とアクセス確保が必要か
1.2.3 各障害への情報保障とアクセスの確保のあらまし
1.3 本書の読み進め方
2. バリアのある会議・プレゼンテーションの現状
2.1 視覚障害のある人の場合のバリア
2.1.1 開催情報の検索
2.1.2 会場までの移動
2.1.3 会場内の移動
2.1.4 会議・講演資料の読み書き
2.1 5 プレゼンテーション画面
2.2 聴覚障害のある人の場合のバリア
2.3 肢体不自由の人の場合のバリア
2.3.1 足が不自由な人の場合
2.3.2 手が不自由な人の場合
2.3.3 発音,発声が困難な人の場合
2.3.4 その他
コラム 学習障害のある人にとってのバリア
3. 情報保障の方法
3.1 視覚障害のある人の場合
3.1.1 点字
3.1.2 拡大表示
3.1.3 音訳
3.1.4 電子ファイル
3.1.5 プレゼンテーション
3.1.6 移動
コラム スクリーンリーダーの仕組み
3.2 聴覚障害のある人の場合
3.2.1 手話
3.2.2 要約筆記と字幕
3.2.3 補聴システム
3.3 肢体不自由の人の場合
3.3.1 会場内のアクセス,設備
3.3.2 会議,プレゼンテーション
コラム 学習障害のある人への情報保障の方法
4. 情報保障の提供方法(マニュアル、ガイドライン)
4.1 主催者のために
4.1.1 視覚障害のある人への情報保障
コラム 点訳ボランティアAさんの声
4.1.2 聴覚障害者のある人への情報保障
コラム パソコン文字通訳者の声(キャンプショニング・ペガサス)
コラム 情報保障手配の苦労話(1)
コラム 情報保障手配の苦労話(2)
コラム 情報保障手配の苦労話(3)
4.1.3 肢体不自由の人への配慮
コラム 車椅子利用者の立場から
4.2 講演者,発表者のために
4.2.1 資料作成のガイドライン
4.2.2 プレゼンテーション資料作成のガイドライン
4.2.3 講演者の発表時のアクセシビリティガイドライン
5. 関連情報
5.1 障害の定義
5.1.1 法律等での定義
5.1.2 ICIDHとICF
コラム 盲ろう重複障害
5.2 関連する法律,規格など
5.2.1 著作権
5.2.2 個人情報保護法
5.2.3 バリアフリー新法
5.2.4 アクセシブルミーティングのJIS規格
5.2.5 米国リハビリテーション法508条と
情報アクセシビリティ関連の日本工業規格(JIS)
コラム 手頃な情報保障
5.2.6 字幕放送
5.3 その他関連事項
5.3.1 協力者の写真等について
5.3.2 海外の大学・学会における情報保障
5.3.3 音声認識
あとがき
巻末資料
<情報保障サービスの工程表>
<点訳依頼先リスト>
<全国手話通訳派遣センター一覧(2010年1月現在)>