鋼構造学

環境・都市システム系 教科書シリーズ 15

鋼構造学

構造物で広範囲に利用されている鋼構造について,その材料特性から,計画,設計,施工,維持管理まで,一連の流れを踏まえ体系的に理解できるように執筆・編集した。付録の図面で設計した鋼橋の製作ができるよう実習にも備えている。

ジャンル
発行年月日
2007/04/27
判型
A5
ページ数
224ページ
ISBN
978-4-339-05515-3
鋼構造学
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

3,080(本体2,800円+税)

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構造物で広範囲に利用されている鋼構造について,その材料特性から,計画,設計,施工,維持管理まで,一連の流れを踏まえ体系的に理解できるように執筆・編集した。付録の図面で設計した鋼橋の製作ができるよう実習にも備えている。

1.  鋼構造概論
1.1  鋼構造の歴史
1.2  鋼構造の実構造物への適用
 1.2.1 橋梁
 1.2.2 鉄塔
 1.2.3 鋼製ケーソン・沈埋缶
 1.2.4 メガフロート
 1.2.5 鉄骨構造
 1.2.6 スペースフレーム
 1.2.7 その他
1.3  鋼構造の特徴
1.4  鋼材の種類と性質
 1.4.1 鋼の成分元素
 1.4.2 鋼の製造過程
 1.4.3 熱処理
 1.4.4 鋼の機械的性質
 1.4.5 構造用鋼材
1.5  鋼構造部材に求められる性能
演習問題
2.  鋼橋の計画および設計
2.1  鋼橋の構成
 2.1.1 上部構造,下部構造
 2.1.2 支間と幅員
 2.1.3 建築限界
2.2  鋼橋の分類
 2.2.1 用途による分類
 2.2.2 架設場所による分類
 2.2.3 通路の位置による分類
 2.2.4 平面形状による分類
 2.2.5 可動性による分類
 2.2.6 支持方式による分類
 2.2.7 構造形式による分類
2.3  構造形式
 2.3.1 桁橋
 2.3.2 トラス橋
 2.3.3 アーチ橋
 2.3.4 ラーメン橋
 2.3.5 斜張橋
 2.3.6 吊り橋
2.4  調査および計画
 2.4.1 調査
 2.4.2 計画
2.5  設計
 2.5.1 概説
 2.5.2 プレートガーダー橋の設計手順
2.6  設計荷重
 2.6.1 死荷重
 2.6.2 活荷重
 2.6.3 衝撃
 2.6.4 温度変化の影響
 2.6.5 風の影響
 2.6.6 地震の影響
 2.6.7 荷重の組合せ
2.7  疲労設計
演習問題
3.  鋼橋に用いられる部材の力学的特性
3.1  圧縮部材
 3.1.1 座屈現象
 3.1.2 座屈荷重
 3.1.3 耐荷力曲線
 3.1.4 局部座屈
3.2  引張部材
 3.2.1 力学的挙動
 3.2.2 疲労
3.3  曲げ部材
 3.3.1 力学的挙動
 3.3.2 横倒れ座屈
 3.3.3 せん断遅れ現象と有効幅
3.4  接合
 3.4.1 接合形式の分類
 3.4.2 溶接接合
 3.4.3 高力ボルト接合
演習問題
4.  プレートガーダー橋の設計実務
4.1  プレートガーダー橋の構造
4.2  設計条件
4.3  主桁の配置
4.4  床版設計
 4.4.1 床版厚さ
 4.4.2 支間部(連続版)の設計
 4.4.3 片持ち版の設計
 4.4.4 桁端部の設計
 4.4.5 配筋図
4.5  主桁の設計
 4.5.1 死荷重の計算
 4.5.2 中桁,外桁への荷重分配
 4.5.3 荷重強度
 4.5.4 主桁に作用する断面力
 4.5.5 主桁断面の算定
 4.5.6 垂直補剛材の設計
 4.5.7 水平補剛材の設計
4.6  添接の設計
 4.6.1 フランジ部接合
 4.6.2 腹板添接
4.7  荷重分配横桁の設計
 4.7.1 断面の設計
 4.7.2 主桁と荷重分配横桁の添接
4.8  対傾構の設計
 4.8.1 端対傾構の設計
 4.8.2 中間対傾構の設計
4.9  横構の設計
 4.9.1 作用力
 4.9.2 応力照査
4.10  たわみの計算
 4.10.1 活荷重によるたわみ
 4.10.2 死荷重によるたわみ
4.11  仮定の確認
4.12  設計図
演習問題
5.  鋼橋の製作と架設
5.1  鋼橋の製作
 5.1.1 製作プロセス
 5.1.2 材料手配
 5.1.3 原寸
 5.1.4 罫書
 5.1.5 加工
 5.1.6 組立て・溶接
 5.1.7 ひずみ取り
 5.1.8 仮組立
 5.1.9 工場塗装
5.2  鋼橋の架設
 5.2.1 架設プロセス
 5.2.2 架設計画
 5.2.3 測量
 5.2.4 架設
 5.2.5 接合
 5.2.6 床版工
 5.2.7 架設時の安全
演習問題
6.  鋼構造物の維持管理
6.1  鋼橋の損傷事例
 6.1.1 腐食
 6.1.2 亀裂
 6.1.3 ゆるみ,折損
 6.1.4 変形
 6.1.5 支承・伸縮装置の損傷
 6.1.6 コンクリートの損傷
 6.1.7 その他の損傷
6.2  疲労と腐食
 6.2.1 疲労
 6.2.2 腐食
6.3  点検・調査
 6.3.1 点検・調査の意味と目的
 6.3.2 点検の種類
 6.3.3 調査方法
 6.3.4 非破壊検査
6.4  補修・補強
 6.4.1 補修と補強
 6.4.2 補修と補強の考え方
 6.4.3 設計・施工上の留意点
 6.4.4 補修・補強工法
6.5  ライフサイクルと環境負荷
 6.5.1 ライフサイクルコスト
 6.5.2 ミニマムメンテナンス橋梁
 6.5.3 耐候性鋼材
 6.5.4 金属溶射
 6.5.5 溶融亜鉛めっき
 6.5.6 アセットマネジメントとBMS
演習問題
付録 鋼桁模型の製作
引用・参考文献
演習問題略解
索引

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