粉末の成形と加工 - 粉からニアネットシェイプへ -

塑性加工技術シリーズ 18

粉末の成形と加工 - 粉からニアネットシェイプへ -

本書は各種粉末成形法の特徴,成形工具・機械等について解説したものである。種々の粉末の圧縮成形特性データを豊富に採り入れ,同時に粉体成形の力学的なアプローチについて詳述してある点が他の類書にはない本書の特徴である。

ジャンル
発行年月日
1994/07/25
判型
A5
ページ数
270ページ
ISBN
978-4-339-04367-9
粉末の成形と加工 - 粉からニアネットシェイプへ -
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

4,400(本体4,000円+税)

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  • 内容紹介
  • 目次

本書は各種粉末成形法の特徴,成形工具・機械等について解説したものである。種々の粉末の圧縮成形特性データを豊富に採り入れ,同時に粉体成形の力学的なアプローチについて詳述してある点が他の類書にはない本書の特徴である。

1 粉末成形プロセスの概説
1.1 粉末成形の歴史
1.2 製造工程
  1.2.1 概要
  1.2.2 粉末
  1.2.3 混合
  1.2.4 成形
  1.2.5 焼結
  1.2.6 後処理
1.3 粉末成形プロセスおよび製品の特徴
  1.3.1 金型成形
  1.3.2 鋳込成形
  1.3.3 塑性成形
  1.3.4 連続成形
  1.3.5 ホットプレス
  1.3.6 粉末鋳造
  1.3.7 冷間等方圧成形(CIP)
  1.3.8 熱間等方圧成形(HIP)
  1.3.9 擬HIP
  1.3.10 押出し
  1.3.11 高エネルギー速度成形(高圧成形)
  1.3.12 射出成形
  1.3.13 溶射成形
引用・参考文献
2 各種成形法
2.1 金型成形
  2.1.1 金型の基本構成と代表的成形法
  2.1.2 粉末成形プレスとその成形法
  2.1.3 金型の構成と作動
2.2 CIP
  2.2.1 CIP成形法の種類
  2.2.2 CIP法の特徴
  2.2.3 CIPの実際
2.3 HIP
  2.3.1 HIP装置の構成
  2.3.2 HIP装置の発展
  2.3.3 HIPの実際
  2.3.4 今後の展望
2.4 粉末圧延
  2.4.1 通常の粉末圧延
  2.4.2 異速圧延による粉末成形
2.5 押出し
  2.5.1 押出し
  2.5.2 コンフォーム
  2.5.3 押出し装置
  2.5.4 成形工程
  2.5.5 適用分野
  2.5.6 今後の方向
2.6 粉末鍛造
  2.6.1 粉末鍛造プロセスの概要
  2.6.2 粉末鍛造の実例
  2.6.3 超塑性鍛造
2.7 高速成形
  2.7.1 高速成形の特徴
  2.7.2 高速成形の実際
2.8 射出成形
  2.8.1 射出成形の原理,特徴
  2.8.2 金属粉末の射出成形
2.9 その他の成形法
  2.9.1 ゴムを工具とした成形
  2.9.2 焼結体のしごき加工による高密度化とサイジング
  2.9.3 接合
引用・参考文献
3 各種粉体の成形特性
3.1 鉄系粉末の成形特性
  3.1.1 鉄粉末
  3.1.2 ステンレス鋼粉末
  3.1.3 高速度鋼粉末
3.2 非鉄系粉末の成形特性
  3.2.1 アルミニウム粉末
  3.2.2 超合金粉末
  3.2.3 Ti粉末の成形特性
3.3 プラスチック粉末の成形特性
  3.3.1 成形法の種類
  3.3.2 加熱溶融成形法
  3.3.3 粉末加圧成形法
  3.3.4 超音波粉末成形法
3.4 複合材料粉末の成形特性
  3.4.1 金属粉とセラミック粒子の混合粉
  3.4.2 MAを応用した粉末
3.5 各種新素材粉末の成形特性
  3.5.1 急冷凝固粉末
  3.5.2 超塑性粉末
  3.5.3 TiNi,Ti-Al系金属間化合物
引用・参考文献
4 粉体成形の力学
4.1 粉体成形の力学的取扱い
  4.1.1 基礎
  4.1.2 粉体の弾性変形
  4.1.3 異方性の発達を考慮した構成式
  4.1.4 力学的な解析
4.2 多孔質体の塑性変形の力学
  4.2.1 塑性変形について
  4.2.2 基礎となる構成式
  4.2.3 構成式の応用
4.3 工具と粉末との摩擦
  4.3.1 粉末の圧縮成形時の摩擦
  4.3.2 圧粉成形時の摩擦係数の測定
  4.3.3 焼結体の塑性加工時の摩擦
  4.3.4 焼結体の摩擦係数の測定
  4.3.5 塑性加工時の各種潤滑剤の影響
4.4 焼結体の延性破壊
  4.4.1 はじめに
  4.4.2 鉄系焼結体の端面拘束圧縮試験
  4.4.3 延性破壊
  4.4.4 延性破壊条件式
  4.4.5 延性破壊条件式の適用
4.5 焼結体の塑性変形に伴う肌あれ
  4.5.1 塑性変形に伴う金属材料の肌あれとその影響
  4.5.2 焼結体の表面粗さ測定
  4.5.3 焼結体の肌あれに対する密度と粉粒径の影響
  4.5.4 塑性変形の進行に伴う表面粗さの発達
引用・参考文献
5 圧粉体および焼結体の評価
5.1 密度の測定
  5.1.1 密度の測定方法
  5.1.2 密度変化の予測
5.2 硬さの測定
  5.2.1 正四角すい圧子による硬さ試験
  5.2.2 球形圧子による硬さ試験
引用・参考文献
索引