金属組織学序論

金属組織学序論

金属工学関係の学生向きに書かれたものであるが内容はかなり高度な知識を盛り込んであるから大学を卒業し現場で金属材料を生産,使用する立場の金属ないし機械工学系の技術者にも最新の知識が得られる。

ジャンル
発行年月日
1967/04/20
判型
A5 上製
ページ数
328ページ
ISBN
978-4-339-04292-4
金属組織学序論
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

3,850(本体3,500円+税)

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • レビュー
  • 著者紹介

金属工学関係の学生向きに書かれたものであるが内容はかなり高度な知識を盛り込んであるから大学を卒業し現場で金属材料を生産,使用する立場の金属ないし機械工学系の技術者にも最新の知識が得られる。

1. 緒論
2. 金属の結晶構造
 2・1 結晶の対称要素と点群
 2・2 空間格子と空間群
  2・2・1 空間格子
  2・2・2 二次元Bravais格子
  2・2・3 三次元Bravais格子
  2・2・4 230種の空間群
 2・3 ミラー指数表示法
 2・4 格子面間距離、軸角、面角の計算式
 2・5 金属の結晶構造
  2・5・1 面心立方格子(A1)
  2・5・2 体心立方格子(A2)
  2・5・3 稠密六方格子(A3)
  2・5・4 原子半径
 2・6 X線の回折
  2・6・1 X線の干渉性散乱
  2・6・2 2個の原子による散乱X線の位相差
  2・6・3 LaueのX線回折理論
  2・6・4 Bragg反射条件式
  2・6・5 逆格子による回折条件
  2・6・6 結晶構造因子
3. 相律
4. 金属の凝固過程
 4・1 金属の冷却曲線
 4・2 核生成度と結晶成長速度
 4・3 均一核生成と不均一核生成
5. 金属の凝固組織
 5・1 インゴットの組織
 5・2 樹枝状晶
 5・3 階段状界面およびセル界面
 5・4 単結晶育成
 5・5 結晶粒界
6. 金属の変態
 6・1 金属の比熱
 6・2 定積モル熱と定圧モル熱との関係
 6・3 金属結晶の自由エネルギの温度による変化と格子変態
 6・4 金属の変態点の測定
 6・5 金属における格子変態の二、三の例
7. 合金に現われる相の種類
 7・1 固溶体
 7・2 固溶体における規則-不規則変態
  7・2・1 Bragg-Williamsの理論
  7・2・2 Betheの理論
 7・3 金属間化合物
  7・3・1 原子価効果化合物
  7・3・2 原子半径効果化合物
  7・3・3 電子化合物相
  7・3・4 σ相
8. 二元系平衡状態図
 8・1 全率固溶体系
 8・2 共晶系-1
 8・3 共晶系-2
 8・4 包晶系
 8・5 偏晶系および包液系
  8・5・1 偏晶系-2
  8・5・2 包液系
  8・5・3 偏晶系-1
 8・6 成分金属に格子状態がある場合の二元系平衡状態図
 8・7 中間相が出現する合金の二元系平衡状態図
 8・8 固溶体における変化
 8・9 一次固溶体の固溶限に関する Hume-Rotheryの因子
9. 拡散現象
10. 炭素鋼の状態図
11. 炭素鋼の熱処理と組織
12. 鋳鉄の組織
13. Al-Cu合金の時効硬化
14. 金属の塑性変形、回復および再結晶
 14・1 引張試験
 14・2 金属および合金の降伏応力
 14・3 金属単結晶の塑性変形
 14・4 転位
 14・5 回復現象
 14・6 一次再結晶
 14・7 結晶粒粗大化と二次再結晶
 14・8 塑性加工および焼鈍によって生ずる集合組織
15. 三元系平衡状態図
 15・1 三元系状態図の表わし方
 15・2 三元全率固溶体系
 15・3 1液相-2固相平衡系(共晶型)
 15・4 1液相-2固相平衡系(包晶型)
 15・5 1液相-2固相平衡系(共晶ー包晶型)
 15・6 1液相-2固相平衡系(共晶曲線が三元組成に終端をもつ場合)
 15・7 三元共晶系(1液相-3固相平衡系:第1種)
 15・8 三元包晶系(1液相-3固相平衡系:第2種)
 15・9 三元包晶系(1液相-3固相平衡系:第3種)
16. ステレオ投影法
 16・1 球面投影
 16・2 ステレオ投影
 16・3 立法晶系結晶の標準極点図
付録
索引

amazonレビュー

レビュー,書籍紹介・書評掲載情報一覧

阿部 秀夫(アベ ヒデオ)