並列分散処理

電子情報通信レクチャーシリーズ D-14

並列分散処理

本書は,情報を処理する情報処理部間の通信コストの違いしかないものの,そのシステムの様子は大きく異なる並列処理と分散処理の相違に着目し,通用されている技術の違いと背景を説明している。

ジャンル
発行年月日
2003/01/23
判型
B5
ページ数
148ページ
ISBN
978-4-339-01874-5
並列分散処理
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定価

2,530(本体2,300円+税)

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本書は,情報を処理する情報処理部間の通信コストの違いしかないものの,そのシステムの様子は大きく異なる並列処理と分散処理の相違に着目し,通用されている技術の違いと背景を説明している。

1.並列処理と分散処理
 1.1 情報の処理と通信
 1.2 並列処理と分散処理の特徴比較
  1.2.1 生い立ち
  1.2.2 機能と利用形態
 談話室 身近な並列処理と分散処理
 本章のまとめ
 理解度の確認

2.システム構成
 2.1 プロセッサとメモリ
 2.2 演算ノードと通信路
 2.3 演算ノードとオペレーティングシステム
 2.4 並列オペレーティングシステム構築方式
 2.5 分散オペレーティングシステム構築方式
  2.5.1 要求条件
  2.5.2 構築上の課題と対処方式
  2.5.3 実現方式の違いによる分類
 本章のまとめ
 理解度の確認

3.プログラム実行制御
 3.1 スケジューリング
  3.1.1 プロセスとスレッド
  3.1.2 スケジューラ
  3.1.3 プロセス移動機能
 3.2 メモリ
  3.2.1 コモンメモリ
  3.2.2 分散共有メモリ
 本章のまとめ
 理解度の確認

4.同期機構
 4.1 セマフォ
  4.1.1 基本機構
  4.1.2 計数形セマフォ
  4.1.3 同期処理
  4.1.4 事例
 4.2 排他制御
  4.2.1 基本方式
  4.2.2 デッドロック
  4.2.3 事例
 4.3 テストアンドセット命令
 4.4 同時性の制御
  4.4.1 トランザクション
  4.4.2 同時性制御
  4.4.3 コミットメント制御
 本章のまとめ
 理解度の確認

5.プロセス間通信機構
 5.1 並列処理と分散処理からの要求
 5.2 共有メモリ
 5.3 メッセージ
  5.3.1 基本機構
  5.3.2 メッセージ通信インタフェース
  5.3.3 ソケット
 談話室 身近な通信機構
 本章のまとめ
 理解度の確認

6.ファイルシステム
 6.1 ファイルシステムの基本機構
 6.2 並列ファイルシステム
  6.2.1 高速化の基本手法
  6.2.2 ストライピング技術
  6.2.3 インタリーブ技術
 6.3 分散ファイルシステム
  6.3.1 ネットワーク透過性
  6.3.2 DFS機構
  6.3.3 状態管理
  6.3.4 事例
 本章のまとめ
 理解度の確認

7.プログラム作成支援
 7.1 並列化コンパイラと並列処理記述言語
  7.1.1 並列処理の記述法
  7.1.2 並列化コンパイラ
  7.1.3 並列処理記述言語
 7.2 クライアント・サーバモデル
  7.2.1 モデル
  7.2.2 システム例(Webシステム)
 本章のまとめ
 理解度の確認

理解度の確認;解説
索引

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