光通信工学(1)

光エレクトロニクス教科書シリーズ 4

光通信工学(1)

近年は,光通信分野で変復調理論や最適復号の議論・実証が可能である。本書はシステムのモデル化と解析を軸に,必要な部品現象までを解説。光による情報の伝達,信号レベルと雑音,構成要素の特性と表現,新分野の展開を扱った。

ジャンル
発行年月日
1998/07/23
判型
A5 上製
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-01143-2
光通信工学(1)
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定価

2,420(本体2,200円+税)

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近年は,光通信分野で変復調理論や最適復号の議論・実証が可能である。本書はシステムのモデル化と解析を軸に,必要な部品現象までを解説。光による情報の伝達,信号レベルと雑音,構成要素の特性と表現,新分野の展開を扱った。

1. 光通信の誕生
 1.1 同軸伝送方式の行詰まりと光ファイバ通信方式の誕生
 1.2 光ファイバ伝送方式の基本構成
 1.3 光伝送方式のブレークスルー
 1.4 今後の展開
 演習問題
2. 光による情報の伝達
 2.1 システムの構成
 2.2 送信回路
  2.2.1 送信回路の必要条件
  2.2.2 送信回路の構成
 2.3 送信回路
  2.3.1 受光器への要求条件
  2.3.2 受信回路の構成
 2.4 シングルモードファイバの伝送特性
  2.4.1 石英ガラス系光ファイバ
  2.4.2 シングルモードファイバの損失
  2.4.3 分散と伝送帯域幅
 2.5 光直接増幅と線形中継伝送
 2.6 位相、振幅を利用した変調方式の送・受信機構成
 2.7 実用システム設計のポイント
  2.7.1 中継距離と伝送容量
  2.7.2 設計の一例
  2.7.3 光アンプを用いたシステムで考慮すべき点
 演習問題
3. 信号レベルと雑音
 3.1 信号と雑音の表現
  3.1.1 信号対雑音比
  3.1.2 ショット雑音
 3.2 受信系における信号と雑音の取扱い
  3.2.1 受信系の基本動作
  3.2.2 等化波形
  3.2.3 受信系の等価回路
  3.2.4 識別器入力における信号および雑音レベル
  3.2.5 フロントエンド回路形式による雑音
 3.3 誤り率と最小受光感度
  3.3.1 誤り率特性
  3.3.2 最小受光感度
 3.4 最小受光感度の改善
  3.4.1 光前置増幅器
  3.4.2 ヘテロダインおよびホモダイン検波
 3.5 損失制限と分散制限
 演習問題
4. 構成要素の特性と表現
 4.1 光源
  4.1.1 光送信用光源への要求条件
  4.1.2 半導体レーザの原理
  4.1.3 半導体レーザの材料
  4.1.4 電流ー光出力特性と変調
  4.1.5 横モードと縦モード
  4.1.6 分布帰還型レーザと光スペクトル
 4.2 シングルモードファイバ
  4.2.1 シングルモードファイバの原理
  4.2.2 光ファイバの特性の決定要因
  4.2.3 その他のファイバ特性
 4.3 受光器
  4.3.1 pinホトダイオード
  4.3.2 アバランシホトダイオード
  4.3.3 雑音と暗電流
  4.3.4 受信感度
 4.4 変調器
  4.4.1 LN変調器
  4.4.2 電界吸収型変調器
 演習問題
5. 新分野への展開
 5.1 アクセス系への適用
  5.1.1 アクセス系の多重化技術
  5.1.2 広帯域化とサービスの整合
 5.2 インターネット
  5.2.1 インターネットの経緯
  5.2.2 インターネットの構成上の特徴
  5.2.3 インターネットの利用サービス
  5.2.4 インターネットの課題
  5.2.5 今後の動向
  5.2.6 光通信との関わり
 演習問題 

羽鳥 光俊(ハトリ ミツトシ)

青山 友紀(アオヤマ トモノリ)

小林 郁太郎(コバヤシ イクタロウ)